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虫たちが時空を飛び越えて現世に!約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3711】
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こちらは約1億年前の琥珀、バーマイトです。内部にはご覧のように虫が内包されています。琥珀は古代の針葉樹の樹液が長い年月を経て化石化したものです。樹液に絡め取られた古代の虫がそのまま化石になることがあります。こちらはその好例です。
バーミサイトは非常に古い琥珀でありながら、比較的透明度が高いことで知られています。バックライトを照射すると、虫や内包物がシルエットとして浮かび上がるのが特徴です。琥珀は何百万年から数千万年の間に、ゆっくりと重合反応と呼ばれる化学反応を経て、樹液が硬い樹脂へと変化していきます。その過程で、内包物は酸化や風化から守られ、生息時とほとんど変わらない姿で現代まで保存されます。琥珀はこのように高い保存効果があり、しばしば古代からのタイムカプセルと評されます。
世界各地の琥珀のなかでも、バーマイトは非常に古い琥珀の一つとして知られています。約1億年前といえば大地を恐竜が闊歩していた時代です。内包物もその当時のものである可能性があります。
小さな虫が見られます。バーマイトが恐竜時代の琥珀であると判明したのは、近年になってからです。ロンドン自然史博物館の研究によって、内包物の一部が白亜紀に起源をもつことが確認されたためです。
この虫たちも、時空旅行を体験するとは思いもしなかったことでしょう。
ぜひ高倍率のルーペを用いて御覧ください。肉眼では体験できない世界が広がっています。
バーマイトのなかでもとりわけ透明度が高い個体です。
左右17ミリほどです。
100円玉との比較。恐竜時代の琥珀、バーマイトの上質個体です。
商品スペック
商品ID | ot3711 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 虫たちが時空を飛び越えて現世に!約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.7cm×0.8cm×厚0.3cm |
商品解説 | 虫たちが時空を飛び越えて現世に!約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。