大型！贅沢なカッティングにご注目！切りかけのメロンのような味わい、ブラジル産の縞メノウ（Agate） 鉱物 販売

こちらはブラジル産の瑪瑙（メノウ）です。この標本の面白い点は、大部分の塊がそのまま残されているところです。通常、メノウは数ミリ程度の薄いスライスにして販売されることが多いですが、こちらは逆に、まるで切りかけのメロンのような状態です。なんと贅沢なカッティングでしょうか。ブラジルはメノウの世界的な産地の一つで、その美しい色合いや模様から多くの人に愛されています。その多くは、リオグランデ・ド・スル州から採集されます。

メノウというと、さまざまな種類があります。化石の一部がメノウ化することもありますが、狭義では、火山活動によって形成された空洞や割れ目に、石英などの珪酸塩鉱物が沈殿して成長したものを指します。この標本はその典型例です。外側の皮のような部分は火山岩で、その内部は流入した珪酸塩鉱物で、まるでメロンの皮と中身のような構造です。

珪酸塩鉱物を含む水溶液は外から徐々に内側に固まっていくため、ご覧のように円環状の層ができあがります。通常の石英などの結晶と異なり、極めて極小の結晶が無数に固まった、いわゆる潜晶質の状態であるため、まるで陶器のような味わいがあります。

外皮はまさにマグマが固化したような火山岩であり、無骨な味わいがあります。

側面から撮影。

非常に微細な潜晶質の内部と、粗野な火山岩との対比がこれほどはっきりとしたメノウは、なかなか見られません。直径は約１２センチあり、重さも１７００グラム以上と、かなりの重みがあります。

１００円玉との比較。贅沢なカッティングにご注目ください。