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ルーペで蜘蛛(クモ)を見つけてください!恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3702】
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こちらは恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産のバーマイトです。旧国名のビルマに由来して、ビルマイトとも呼ばれています。バーマイトは約1億年前の針葉樹の樹液が化石化したもので、内部には昆虫や植物片などが含まれていることがあり、当時の環境を知る上で重要な手がかりとなります。この写真には、内部に含まれているクモの化石が写っています。クモをはじめとする昆虫は、人類の祖先が地球に誕生するはるか前から棲息していました。
こちらは恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産のバーマイトです。旧国名のビルマに由来して、ビルマイトとも呼ばれています。バーマイトは約1億年前の針葉樹の樹液が化石化したもので、内部には昆虫や植物片などが含まれていることがあり、当時の環境を知る上で重要な手がかりとなります。この写真には、内部に含まれているクモの化石が写っています。クモをはじめとする昆虫は、人類の祖先が地球に誕生するはるか前から棲息していました。ただし、内包物は総じてとても小さいため、高倍率のルーペをお使いください。詳しくはコラム「化石を観察するときのルーペの選び方」をご覧ください。基本的に琥珀に内包される虫は小さなものが大半です。樹液の粘性から逃れられるほど大きな昆虫は、そもそも琥珀の中に閉じ込められることはほとんどありません。
このような微細なクモの化石が保存されるのは、琥珀の高い「保存能力」のためです。樹液は時間が経つと硬化し、最終的に琥珀となりますが、その過程で外部からの空気や水分の流入や微生物の侵入を防ぎ、内包物が腐りにくくなります。また、樹液自体に天然の防腐成分があるとも言われます。このような特性から、琥珀は「古代からのタイムカプセル」と呼ばれることがあります。
クモ以外にもさまざまなインクルージョン(内包物)が見られます。
はっきりと種類まで同定はできないものの、動植物の部分化石が多数散見されます。
こちらにも小さな虫が見られました。ぜひルーペを用いて琥珀の内部を探検してみてください。
バーマイトは古い時代の琥珀でありながら、比較的透明度が高いという特徴があります。バックライトに照らされて煌々と輝く姿を撮影しました。
肉眼ではこのように見えます。
左右21ミリほどです。
100円玉との比較。恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3702 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | ルーペで蜘蛛(クモ)を見つけてください!恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.1cm×0.6cm×厚0.4cm |
商品解説 | ルーペで蜘蛛(クモ)を見つけてください!恐竜時代の琥珀として名高いミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。