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虫が内包!約1億年前に起源を持つとされる、非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3677】
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こちらはミャンマー産の琥珀、バーマイトです。東南アジアのミャンマーで採集されます。旧国名のビルマから名付けられました。ビルマイトという場合もあります。バーマイトの起源は非常に古く約1億年前の白亜紀の針葉樹の樹液が化石化したものと言われています。ご覧のように内部には虫が閉じ込められていることがあり、当時の環境を知る上で重要な存在です。
バーマイトは様々な色の標本がありますが、主に、やや濃色の黄色を呈します。こちらは後方よりライトをあてて撮影しました。そうすると、ぱっと明るくなり、レモンイエローに変わります。
こちらは昆虫の一部でしょうか。
バーマイトは古い琥珀でありながら透明度が高く、光を通します。それゆえ、内包物を確認しやすい特徴があります。
バーマイトはモース硬度2程度と比較的柔らかく、また熱に弱いのですが、常温で管理していれば、問題はありません。
左は蚊に似た羽虫で、右は植物あるいは動物の一部と見られます。
左右12ミリほどあります。
100円玉との比較。バーマイトは恐竜時代の琥珀ということで、コレクターから高い人気を博しています。
商品スペック
商品ID | ot3677 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 虫が内包!約1億年前に起源を持つとされる、非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.2cm×0.8cm×厚0.4cm |
商品解説 | 虫が内包!約1億年前に起源を持つとされる、非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。