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琥珀コレクター垂涎のアイテム、約1億年前に起源を持つ、古き琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3673】
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こちらはミャンマー産の古き琥珀、バーマイトです。琥珀とは針葉樹の樹液が化石化したもので、少なくとも数百何万年が経過していますが、バーマイトは群を抜いて古いことで知られています。なんと約1億年以上前の針葉樹の樹液が起源と言われています。バーマイトの存在は19世紀から知られていましたが、近年、ロンドン自然史博物館の研究により、白亜紀の琥珀であることが判明しました。こちらの個体にはご覧のように羽虫が内包されています。こうしたインクルージョンもその時代の標本の可能性があるのです。
通常、古い琥珀は透明度が失われますが、バーマイトは黄色からオレンジ似輝き、クリアで、内部のインクルージョンが美しく見えます。
また十分な硬度があります。ただし琥珀全般、熱に弱いため、補完の際にはお気をつけください。
内部にはさまざまなインクルージョンが含まれています。こちらには頭部から伸びた触角さえも保存されています。
こちらは脚ですね。
まるでクリアなアクリルケースのなかに閉じ込められているようです。琥珀は、まさに天然のアクリルケースのような存在で、日光や酸からインクルージョンを守ります。その特性から「古代からのタイムカプセル」などと呼ばれることもあります。その時代の環境を知る上での重要な資料でもあります。
ぜひ高倍率のルーペを用いてご覧ください。
バーマイトには様々な形をした標本がありますが、このような丸い球状をしたものが多いです。典型的なバーマイトと言えます。
左右12ミリほどあります。
100円玉との比較。琥珀コレクター垂涎のアイテム、約1億年前に起源を持つ、古き琥珀、バーマイト(Berimite)です。
商品スペック
商品ID | ot3673 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 琥珀コレクター垂涎のアイテム、約1億年前に起源を持つ、古き琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.2cm×0.9cm×厚0.4cm |
商品解説 | 琥珀コレクター垂涎のアイテム、約1億年前に起源を持つ、古き琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。