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エクストリームレア!恐竜とともに北米を生きていた、極めて初期の哺乳類、メニスコエッソス・ロブスタス(Menissicoesus robustus)の歯化石/【ot3660】
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ベリーベリーレア!こちらはまず入手が不可能な、極めて希少な標本です。メニスコエッソスという北米に棲息していた絶滅哺乳類の歯化石です。メニスコエッソスの興味深いところは、約1億年にわたり恐竜とともに棲息し、あのK-T境界線を乗り越え、新生代古第三紀末まで繁栄したことです。このような哺乳類はごくわずかで、まさに「哺乳類の始祖」と言うべき存在です。
恐竜と共存していた哺乳類の化石というだけで身震いしますが、こちらの標本は実際に米国モンタナ州マコーン郡のヘルクリーク累層から発見されています。ティラノサウルス・レックスやトリケラトプスなどと同じ時代を生きていた哺乳類の化石なのです!主にモンタナ州、ワイオミング州、コロラド州などの恐竜発掘地帯から発見されるのも特徴の一つですね。
メニスコエッソス属は1882年にあのエドワード・コープによって発見され、記載されました。ヘルクリーク累層から発見されたことで、当初は小型の恐竜の歯なのではないかと疑われましたが、実際にはどの恐竜の歯とも似ていないことが判明し、長らく混乱が生じました。
ご覧の通り、メニスコエッソス属は明らかにどの恐竜とも異なるユニークな歯冠を持っています。かといって、現生の哺乳類の歯化石にも似ているとは言えません。当時の専門家が混乱するのも頷けますね。最初に発見された種はコンキストゥスです。その後、チャールズ・マーシュによって発見された種が、ロバスタスです。コープとマーシュによる化石戦争(Bone Wars)は、ここでも起きていたのです。化石戦争とは、19世紀後半の米国における恐竜化石の発見と命名をめぐる熾烈な競争を指します。エドワード・コープとチャールズ・マーシュの間で行われたこの競争は、多数の新種の発見や学術的な進歩を生み出しました。ただ、その競争はあまりにも激しく、当初友好関係にあった両者の仲は破綻し、お互いの研究を批判する論文を発表し合いました。これらは学術誌のみならず、一般の新聞にも取り上げられました。また、発掘事業により両者の財政は苦しくなり、特にコープは死去するまで多額の借金を抱えました。1900年にマーシュが亡くなったことで、この争いは終結しました。
この上部の凹凸こそが、メニスコエッソス・ロブスタスの歯の特徴です。メニスコエッソスの歯化石の発見数は少なく、このような明瞭な特徴を備えた標本は非常に希少です。メニスコエッソスの仲間は体重が約1キロ程度しかなく、少し大きいネズミのような存在でした。当然、恐竜にかなうわけもなく、森林の草木に隠れて生息していたと考えられています。しかし、生存競争に負けていたわけではありません。何しろ、恐竜と同じ時代を長く生き続けてきたのですから。彼らの発見により、哺乳類が恐竜との競争に負けて繁栄できなかったという説が誤解だと分かりますね。
約13ミリほどです。メニスコエッソス・ロブスタスの1本の歯化石としては十分に大きなサイズです。
100円玉との比較。恐竜とともに北米を生きていた、極めて初期の哺乳類、メニスコエッソス・ロブスタスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | ot3660 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | エクストリームレア!恐竜とともに北米を生きていた、極めて初期の哺乳類、メニスコエッソス・ロブスタス(Menissicoesus robustus)の歯化石 |
産地 | Hell Creek Formation, McCone County, Montana, U.S.A. |
サイズ | 1.3cm×1.1cm×厚0.6cm |
商品解説 | エクストリームレア!恐竜とともに北米を生きていた、極めて初期の哺乳類、メニスコエッソス・ロブスタス(Menissicoesus robustus)の歯化石 |