バラか、はたまたクルミか！？立派に成長したオクラホマ州産の砂漠のバラ（Desert Rose） 鉱物 販売

こちらは米国オクラホマ州産の「砂漠のバラ」です。バラが化石化したもの、と言いたいところですが、実際には異なります。鉱物の重晶石が結晶成長し、バラのような姿になったものです。それにしても、こちらの個体は、見事に、バラを模した姿に成長したものです。

砂漠のバラは世界各地で発見される鉱物ですが、米国オクラホマ州は、一大産地として知られています。「オクラホマのクルミ」と称され、クルミによく似ていると言われています。他産地のものと比べると、色や形が特徴的で、標本の見た目から産地を特定しやすいと言われています。

本当に、バラの花そっくりですね。成分の重晶石は、硫酸バリウムからなる硫酸塩鉱物の一種です。英名の"barite"はギリシャ語の"barys"（重たいの意）に由来していると言われています。比較的比重の高い鉱物であり、実際に手に取ってみると、一般的な砂漠の薔薇より、やや重たい印象を受けます。

「クルミ」に似ているかといえば、どうでしょう・・・。比喩は地域によって異なるので、面白いですね。

こちらの砂漠の薔薇は1968年にオクラホマ州の公式の石に認定されています。

立体的で厚みもあります。

側面から見ると、ちょっと「クルミ」っぽい雰囲気が・・・、なくもない。

最大部６７ミリ。立派に成長したオクラホマ州産の砂漠のバラです。