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実は巨大な原生生物、イタリア産の貨幣石(Nummulites oosteri)。示準化石として有名/【ot3614】
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皆さま、貨幣石(かへいせき)をご存でしょうか。古代の貨幣が朽ちて石になったものでは・・・・ありません。こちらは古代に棲息していた有孔虫と呼ばれる生物が化石化したものです。
有孔虫はどのような生物だったのでしょうか。だとしたら面白いのですが、実は違います。石灰質の殻と小さな足のような組織をもった水性の原生生物です。原生種、化石種を合わせますと、数万にも及ぶ種類があると言われています。非常に原始的な生物であり、そのほとんどが1ミリ以下の非常に小さな存在です。ところが貨幣石になる有孔虫は、非常に大きく数センチに及ぶことがあります。
貨幣石は非常に大型の原生生物ということもできますね。有孔虫の化石は世界各地で発見されており、繁栄していた期間が一時期に限られているため、示準化石として利用ができます。ある露頭から貨幣石が採集されたら、その地層は古第三紀(約6600万年前から約2300万年前)の地層だと特定が可能になります。
横から見ると本当にコインのような形をしています。
直径最大部37ミリ。
100円玉と貨幣石を比べるのは、なかなか面白い試みではないでしょうか。
商品スペック
商品ID | ot3614 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 実は巨大な原生生物、イタリア産の貨幣石(Nummulites oosteri)。示準化石として有名 |
産地 | Vicenza, Italy |
サイズ | 直径3.7cm |
商品解説 | 実は巨大な原生生物、イタリア産の貨幣石(Nummulites oosteri)。示準化石として有名 |
この商品を購入されたお客様のお声
普段はあまり購入しない化石でしたが、商品の説明を読んでいるうちに、どうしても裏側が見たくて、購入しました。初めての購入ですので、表側も裏側もいまだに、想像力が働きません。時間をかけてゆっくりと、楽しみたいと思います。
北海道/男性
小さなコイン「貨幣石」とは?
貨幣石(かへいせき)は新生代第三紀(約6500万年前?180万年前)に繁栄していた大型の有孔虫です。形状が貨幣に似た円形状であることからラテン語の「小さなコイン」を意味する『ヌムリテス』という名前がつきました。
和名は貨幣石(かへいせき)といい、学名=Nummlites(ヌムリテス)といいます。
貨幣石は生存していた時期が比較的短く、世界各地で発見されているという点で、示準化石として用いられます。(示準化石は地層の対比や地質時代決定に役立つ化石のことです。標準化石ともいいます。)日本では熊本天草や小笠原、西南諸島で発見されています。
星の砂と同じ有孔虫ですが、大きさは非常に大きく直径10㎝を超えるものもあります。内部はらせん状に規則正しく並んだ無数の室に分かれています。エジプトのピラミッドで使われた岩石に貨幣石が含まれていたことで有名です。