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新生代に台頭!食物連鎖の頂点に君臨した古代サメ・オトダス(Otodus obliqqus)/【ot358】
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新生代に登場した巨大サメ、オトダス・オブリークスの歯化石です。
化石を楽しむには、「時代感覚」が重要です。それぞれの化石はいつのものか、お分かりになると、他の化石と比較することができます。お持ちの化石を時代順に並べてみるのも、渋い楽しみ方ですね。さて、この標本は、時代順に並べると、きっと、かなり右側(時代が新しい方)になるでしょう。新生代といって、大区分のなかではもっとも新しい時代の標本です。新しいと言っても数千万年前ですから、われわれ人類の祖先と共存することはありませんでした。新生代というのは、隕石の衝突によって、地球環境が一変し、生物のヒエラルキーが激変するところから始まるわけですが、当時の海の食物連鎖の頂点に君臨していたのが、この歯の主「オトダス」だとされています。サメ自体は古生代からいたとされていますが、中生代は海生爬虫類が台頭して、サメの独壇場ではありませんでした。
美しい茶乳白色です。われわれ人類の歯にも観察できるつるつるとしたエナメル質が確認できます。
歯の長さは4.5cmとオトダスの中では平均的なものです。このオトダスが絶滅したあと、メガロドン(カルカロクレス・メガロドン)が出現します。両者がとても似通っていることから、メガロドンはオトダスの子孫ではないかと言われています。
商品スペック
商品ID | ot358 |
---|---|
年代 | 新生代(6600万年前 -- 現在) |
学名 | 新生代に台頭!食物連鎖の頂点に君臨した古代サメ・オトダス(Otodus obliqqus) |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体長さ 4.5cm 母岩 10.5cm×7cm×4.5cm |
商品解説 | 新生代に台頭!食物連鎖の頂点に君臨したオトダス(Otodus obliqqus) |
オトドゥスとは?
古代ザメ オトダス(Otodus)
Otodus obliquusは、絶滅したネズミザメの仲間です。新生代前期から中期にかけて(約6000万年前~約4500万年前)、世界中の海に生息していました。
生理学的な知識
オトダスは、歯化石と背骨が発見されます。他の軟骨魚類と同じように、オトダスは、(骨ではなく)軟骨で構成されています。オトダスの歯は、三角形の歯冠と、なめらかな歯のエッジ、歯根についている鋭い副歯によってできています。まれに、鋭いセレーション(歯のエッジのぎざぎざ)が観察される標本もあります。
オトダスはどれくらい大きかったか?
オトダスの化石は、この生物が、巨大な肉食性のサメであったことを示しています。現在知られている最も大きな歯は、高さ計測で104mmです。背骨は、幅12.7cm。こういったデータから、科学者は、体長9メートルに達したものと考えています。
オトダスは、どこにいたか?
オトダスは幅広い地域の海に生息していたと考えられています。アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカなど。
オトダスは、何を食べていたか?
オトダスは、海生の哺乳類、大きな魚はもちろん、他のサメさえもエサにしたと考えられています。当時の食物連載の頂点に君臨していました。
オトダスはメガロドンへと進化した。
オトダスは、最終的に、史上最大の肉食サメと知られるメガロドンの仲間へと進化したと科学者は考えています。証拠として、その中間的な歯が見つかっています。