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まさに博物館級のプレミアムアイテム!中新世に棲息した古代ゾウ、ステゴロフォドン(Stegolophodon)の顎骨化石。オールドコレクション/【ot3570】
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こちらは、絶滅した長鼻類(ゾウの仲間)であるステゴォロフォドンの臼歯の化石です。まさか、ステゴォロフォドンが!と驚いた方も多いのではないでしょうか。収集歴が長いコレクターでもステゴォロフォドンの化石をご覧になった方は殆どおられないのではないかと存じます。こちらの臼歯は2008年の東京で行われた化石ショーでお披露目された標本であり、米国のディーラーから持ち込まれた品です。前所有者に伺ったところ、当時、国内の博物館の学芸員に確認してもらい購入したとのことで、当時から大変注目されていた品だったそうです。確かに、それから15年以上経過し、比較的化石を入手しやすい時代になったとはいえ、ステゴォロフォドンの臼歯など一般マーケットではまずあり得えません。長い間大切に保管されてきたことに敬意を表したいと思います。
ご覧のように臼歯だけでなく顎の一部がまるごと保存されている状態です。こちらは顎の右側にあたる標本です。細部までよく保存されており、素晴らしい状態です。むしろ臼歯付きの顎の化石というべきでしょうか。
手のひらにずっしりと伝わる重厚感あふれる標本です。ステゴォロフォドンは約2000万年前から200万年前までのおよそ2000万年間、東南アジアから日本で棲息していたアジアの古代ゾウです。こちらの化石は鮮新世(約500万年前から約258万年前までの期間)の標本です。
ステゴロフォドンの臼歯はマンモスのそれと比較すると、大きく隆起していることが分かります。磨り潰す機能ほか噛み潰す力も備わっていそうな無骨の味わいがあります。
この立派な臼歯を御覧ください。マンモスなどとは明らかに異なる隆起が多数見られます。左右に列が並び隆起していることから、現世のゾウと同じように顎を前後に引いて植物を磨り潰していたのではないかと考えられているようです。また列の間にはコブのような丸みを帯びた小さな隆起がいくつか見られます。他の長鼻類の臼歯ではほとんど見受けられない特徴です。
歯の上側から撮影しました。2キロを超える重量。
独特の盛り上がった歯冠。ちょうどマンモスと(大きな凹凸を持つ)プラティベロドンの臼歯の中間のような形をしています。ぜひ、マンモス、プラティベロドン、ステゴロフォドンの臼歯を同時に見比べてみたいものです。
国内では茨城県から近縁種が発見されているようです。こちらは東南アジアのミャンマーからの標本であり、新たに入手することはかなわないでしょう。こうして国内で流通している品に限られます。
こちらは太い歯根に続いていた痕跡です。
下から撮影すると、これらの臼歯は20センチ以上もあります。さすがは長鼻類(ゾウ)の仲間の臼歯です。顎にはいくつかの臼歯が収まっており、ベルトコンベアのように前に押し出され、一生の間に何度か新しい臼歯と交換されていました。恐竜などとは異なり、一定数が押し出されるとそれ以上は生えてこない仕組みでした。
10センチ以上の高さがあります。
全長22センチ。
100円玉との比較。中新世の古代ゾウ、ステゴロフォドンの臼歯の化石です。顎の一部がまるごと残った大変希少なものです。
商品スペック
商品ID | ot3570 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | まさに博物館級のプレミアムアイテム!中新世に棲息した古代ゾウ、ステゴロフォドン(Stegolophodon)の顎骨化石。オールドコレクション |
産地 | Myanmar |
サイズ | 22cm×10.8cm×厚8.8cm 2235g |
商品解説 | まさに博物館級のプレミアムアイテム!中新世に棲息した古代ゾウ、ステゴロフォドン(Stegolophodon)の顎骨化石。オールドコレクション |
ステゴロフォドン(Stegolophodon)とは?
ステゴロフォドン(Stegolophodon)は、滅んだ長鼻動物の一種で、新生代後期にアジアで生息していました。最古の化石は日本から見つかり、約1730万年前のものとされています。ステゴロフォドンは、ステゴドンの祖先である可能性があり、その化石は東南アジアと中国の雲南省で見つかっています。この動物は、現代の象と同じように既に下顎を前後に動かす進化を遂げていました。この属のメンバーは通常、四本の歯を持ち、下顎には牙があり、上部の牙にはエナメルバンドがあります。