- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 節足動物
- ウミサソリの化石販売
- 久々の登場、パーフェクト標本!米国ニューヨーク州産のウミサソリ、ユーリプテルス(Eurypterus)の化石
久々の登場、パーフェクト標本!米国ニューヨーク州産のウミサソリ、ユーリプテルス(Eurypterus)の化石/【ot3529】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちらは古生代シルル紀に棲息したウミサソリ、ユーリプテルスの上質個体です。シンボルである左右の大きなパドルと長い尾が見事に保存された、コレクティブアイテムです。
ユーリプテルスは古生代シルル紀に繁栄したウミサソリで、当時の食物連鎖の上位に位置していた生物だと考えられています。ユーリプテルスという名前は、古代ギリシャ語の「広い」と「翼」に由来しています。ご覧のように、一対の大きなパドルが名前の由来になったと思われます。化石は主に北米や欧州から発見されますが、その中でも、米国ニューヨーク州産の標本は最も有名で、このような素晴らしい保存状態を維持した標本が含まれます。
もう一つご注目をいただきたいのは、頭部中央から伸びた付属肢です。ユーリプテルスは三葉虫などを捕食する際、この多数の付属肢を用いて、その奥にある口器に運んだと考えられています。
体節が連なったミドルセクション。長い尾へと続きます。
ユーリプテルスの象徴ともいえるパドル。素晴らしい保存状態です。
反対側のパドルも同様にしっかりと保存されています。この大きなパドルを用いて海中を遊泳していたと思われます。
そして、もう一つのシンボル、尾先の棘(トゲ)。この鋭いトゲの使用目的は明らかになっていません。武器として使用した可能性もありますが、毒性を帯びていたのかなど不明な点が多く残っています。
ダイナミックなポーズも素晴らしいですね。
裏面は平らになるようにカットされています。おかげで平置き時の安定度は抜群です。
最厚部29ミリもある立派な母岩。層をなしていることが分かります。時間を掛けて徐々に堆積してことを表しています。
本体直線計測11センチ、母岩最大部15センチ超!
100円玉との比較。パーフェクトと評して良い、見事なユーリプテルスです。最近では、上質個体が少なくなっています。お探しの方はこの機会にぜひ。
商品スペック
商品ID | ot3529 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | 久々の登場、パーフェクト標本!米国ニューヨーク州産のウミサソリ、ユーリプテルス(Eurypterus)の化石 |
産地 | New York, U.S.A. |
サイズ | 本体直線距離11.1cm 母岩含め全体15.6cm×12.9cm×厚2.9cm |
商品解説 | 久々の登場、パーフェクト標本!米国ニューヨーク州産のウミサソリ、ユーリプテルス(Eurypterus)の化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
幼少期は恐竜、近年は加えて古生代や新生代にも興味がわいてきました。特に気になっていたのがウミサソリ類、部位欠損のない化石を探していましたが此度、ようやく手に入れることができました。感謝!また、発送も迅速で手元に届くのに2日かかりませんでした。
千葉県/男性
ウミサソリとは?
こんな怪物が海にいたら、海水浴できません!
史上最大の節足動物、古生代からこんにちは、海のスコーピオンキング ”ウミサソリ”
ウミサソリとは、古生代初期の、カンブリア紀5億年前に登場し、デボン紀3億6千万年前の大量絶滅まで生き延びた、海の怪物です(ペルム紀まで生きたと言う説もあり)。もちろん現生には生きていません。
画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
しかし、このウミサソリという名前から分かるように、見た目は現生のサソリにそっくりなのです。海と陸の違いはありますが。
そして、もっと大きな違いは、そのサイズ。
実は、地球史上最大の節足動物
現生のサソリはせいぜい10-20cm程度のものですが、ウミサソリは、なんとっ!最大で2.5mにもなった、というから、腰を抜かしてへたり込んじゃいます。2.5mといえば、ライオンと同じサイズですっ。ライオンならまだかわいいですが、見た目はサソリそのまんまですから、まさに恐怖を体現するような怪物です。
当時の海は怪物だらけだった
ウミサソリが存在していたオルドビス紀やデボン紀といえば、まわりは化物だらけの、パラレルワールドですから、このくらいのアンリアルな姿をしていて、やっと時代とマッチしていたといっても言い過ぎではありません。
たとえば、ご存知、三葉虫。1万種類以上のバラエティがあり、かつ、奇奇怪怪なその姿は現生ではありえません。アンリアルです。
たとえば、ダンクルオステウス
最大で10mにもなる、とんでもない化物魚です。この魚の凄みは、中世の甲冑のような装甲板で覆われたボディです。思いっきりバットで殴られてもビクともしないような強力な防御能力を持ちながら、同時に、一説によればティラノサウルスよりも強いとされる噛み力を持つ、という怪物ぶりです。史上最強の魚の一つと言われています。アンリアルです。
画像「ダンクルオステウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
このようなモンスター達に囲まれていたのですから、ウミサソリのアブノーマルさも納得というものです。
5大絶滅の1つ「デボン紀の絶滅」でウミサソリも絶滅?
ちなみにデボン紀後期の水中生物の大量絶滅で、このようなモンスターたちは地球から一掃されてしまいますが、ウミサソリを現実に目にしていると、地球の懐の深さを手に取るように感じさせてくれます。
画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
ウミサソリは、浅海に存在し、一部は陸に上がっていた、と言う説もあります。現生のサソリのように尾に毒を有していたのかは不明ですが、近くに寄ってきた魚などを鋭い手や尾などを駆使して、捕食していたのでしょう。2.5mともなると、どのような相手が捕食対象となったのでしょうか。浅海ともなれば、同時代に存在した三葉虫も捕食対象となっていたのかもしれませんね。
ウミサソリの子孫は?
ウミサソリの系統については、諸説あります。見た目から現生のサソリの祖先であったと言う説やカブトガニの祖先となった、と言う説があり、どちらも確定しているわけではありません。ウミサソリは300種類ほど確認されており、最も有名でよく知られているのが、ユーリプテルスです。
ユーリプテルス(広い翼)は現在のヨーロッパや北米の浅海に生息し、オスとメスが存在し、平均で20cm以下、最大で1mを超える大物がいました。広く横に伸びた翼のような手が特徴で、尾の先端のとがり具合といい、まさにウミのサソリそのままの形をしています。
スペインバルセロナの博物館 画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org