国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石 化石 販売

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国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石/【ot3469】

国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石/新生代第三紀(6600万--260万年前)【ot3469】

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 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その1)

こちらは、南米アルゼンチンのサンタ・クルス層から発見された、南蹄類(なんているい)に分類されるプロティポテリウムの頭骨の化石です。2023年12月現在、日本で展示されている有名な個体としては、国立科学博物館と某県立博物館に収蔵されている標本の二点程度にとどまると見られ、その希少性は、あらゆる恐竜の化石を凌駕していると言えるでしょう。南米アルゼンチンの化石は現在、日本に輸入・販売されていないため、国内に存在するのはかつて流通可能だった時代に輸入されたものに限られます。こちらはドイツの著名なディーラーが1998年6月に新宿で行われたミネラルショーに持ち込んだ品で、それ以来約25年間、日本の化石蒐集家によって大切に保管されてきました。ドイツに持ち込まれた年代までははっきりしませんが、大変に良好な保存状態を保っており、日本のコレクターの手元で大切に守られてきました。

 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その2)

プロティポテリウムという生物についてご存知でしょうか。この生物は、アカデミアに属する研究者や古生物の化石の熱心な収集家の方々にしか馴染みのない、非常に稀少な存在です。プロティポテリウムは南蹄類に分類され、これは非常に興味深いグループです。文字通り、南米にのみ生息していた生物で、今では完全に絶滅したグループです。南蹄目に属する中で、最も有名なのはおそらくトクソドンでしょう。これは約3メートルの巨体に、1トン以上もの体重を誇る巨大な生物でした。スミロドンやティラコスミルスなどのサーベルタイガーと同じ時代に生息していたことで知られています。

 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その3)

この標本の注目すべき点は、上顎の歯列が完全に保存されていることです。プロティポテリウムの化石は非常にまれであり、部分的なものでもコレクション価値が高いですが、こちらは頭骨であり、しかも左右の上顎の歯列がまるごと残っているので、その希少性がより一層際立っています。話を戻しますと、プロティポテリウムは南蹄目に属し、独自の進化を遂げた生物で、外見は現代のウサギに似ていたと考えられています。体長は約40センチほどで、新生代中期の南米の草原や森林に生息し、主に草木や葉を摂食していたとされています。ただし、4本の指に鋭い鉤爪を持ち、一部に鋭い歯を備えていたことから、腐食も行った雑食性の可能性も示唆されています。ちなみに、こちらの個体はかなり立派な頭骨であることから、成体のものと考えられます。

 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その4)

後頭部から撮影した写真です。後頭部は、丸みを帯びておらず、ストンと急激に平らになっているのが特徴です。

 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その5)

こちらは眼窩底(眼球を収める部分のくぼみ)です。白い部分は石膏で、標本全体を支えるための土台の役割を果たしています。実際の骨格は黒い部分です。化石は通常散らばって発見されますが、それらを立体的に再構築する際に、こういった石膏を土台として組み合わせることがあります。

 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その6)

上部から撮影しました。眼を保護する骨が膨らんでおり、吻部にかけて細く収束していることが分かります。

 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その7)

奥歯(写真下側)にある高い歯冠を持つ臼歯は、ほとんどが圧縮や剪断を受けずにそのまま保存されています。プロティポテリウムの歯列の特徴として、奥歯と前歯のサイズが大きく異なることが挙げられます。この標本でもその特徴がはっきりと確認できます。前歯は非常に小さいですね。風体がウサギに似ていると言いましたが、歯の形や歯列の長さは全く異なります。ウサギやネズミのような動物は吻部に大きな牙状の前歯がありますが、プロティポテリウムはそこまで大きな突起がなく、代わりに歯列が非常に長く、奥歯の臼歯は分厚い印象を受けます。硬い草木を摂食するための適応だったのでしょうか。

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その先端にかけてのセクションをご覧いただきましょう。歯列は前方にかけて徐々に小さくなっていますが、吻部に近い箇所までしっかりと続いていますね。

 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その9)

中間のセクションをご覧いただきます。このあたりから分厚く高い歯冠を持つ臼歯へと変化していきますね。

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根本に至ると、高さが増していきます。比較的小型の動物の歯とは思えない、がっちりとした印象を受けます。プロティポテリウムは現世に子孫が存在しないため、どんな生物だったのか正確にはわかりませんが、強い咬合力を有していた可能性があります。

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こちらは後頭部のセクションです。

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吻部のセクションですね。どれも立派で頑強そうな歯です。主に植物食だったようですが、時折腐食も行った可能性が考えられますね。後肢には頑丈な爪があり、これを使って土を掘り返して巣穴を掘ったり、他の動物が作った巣穴を再利用したりしたとの説もあります。現世のアナウサギの特徴から想像されたものでしょうか。

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左右207ミリに達する、成体のものと思われる立派な頭骨化石です。

 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石(その14)

100円玉との比較。全体の形状が分かるように3D復元が施されています。かなりの部分の骨が保存されており、何よりほぼ完全な歯列が保存された希少な標本です。冒頭でも申し上げましたが、南米アルゼンチンから発見される標本は、もう国内に新たに輸入されることはありません。過去に輸入が可能だった時代に取引された、このような標本だけが流通している状況です。こちらの標本は国内で25年も大切に保存されてきた標本ですので、今後も、同様に大切にしてくださる方にお譲りさせていただきたいと思っています。

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商品スペック

商品ID ot3469
年代 新生代第三紀(6600万--260万年前)
学名 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石
産地 Santa Cruz Formation, Argentina
サイズ 20.7cm×8.4cm×6cm
商品解説 国内に2点程度しか存在しない、群を抜いた希少性!現世に子孫が存在しない南米の小型哺乳類、プロティポテリウム(Protypotherium)の3D復元が施された頭骨化石

地質年代

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