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肉眼でもその存在がはっきりと分かる大きな虫を内包した、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot3448】
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こちらはミャンマーで採集された琥珀、バーマイトです。ビルマ琥珀やカチン琥珀(採集地域名)とも呼ばれています。バーマイトは約1億年前の白亜紀中期の樹木の樹液が化石化したものと考えられ、世界中の琥珀産地の中でも非常に古いものの一つです。動植物が多様に含まれており、特に昆虫が内包されていることが多いです。恐竜時代の非常に古い琥珀でありながら、多様なインクルージョンを含むため、世界中のコレクターに非常に人気があります。この写真は高倍率のルーペを使用して内部の虫を撮影したもので、触角や足、胴体、頭部などが明瞭に捉えられています。
こちらの虫は肉眼でも見える、非常に大きなものです。
真っ黒な植物片と見られる物体があります。バーマイトの場合、焼け焦げた植物片である可能性があります。
虫を高倍率のルーペを使って撮影しました。約1億年前の琥珀でありながら、これほど精細に保存されている点にご注目ください。
細かな気泡も含まれています。バーマイトが発見される地層からは、アンモナイトを含む頭足類の化石が見つかることがあります。そのため、バーマイトのもととなった樹液を生み出した樹木は、海洋近くの沿岸に生えていた可能性が指摘されています。
バーマイトは、紀元1世紀頃から中国に輸出されていた記録が残っています。当時から価値ある宝石として評価されていたのですね。近年では、19世紀の中頃から科学的にも注目され、研究が進んでいます。ロンドン自然史博物館の研究により、非常に古い琥珀であることが分かり、コレクターの間で人気が高まっています。
30倍以上の高倍率のルーペを使って御覧ください。肉眼では見えない小さな植物の雄しべなども見つかります。
こちらには虫の部分化石が見られます。バーマイトの起源となった樹林が生えていた時代は熱帯性気候だったと考えられていますが、一方で火災が発生しやすかった可能性も指摘されています。そのため、琥珀の内部には焼け焦げた植物の残骸が見つかることがあります。バーマイトの中にまれに見られる真っ黒な炭化した植物片は、その痕跡かもしれません。
透明度が高く、光を通します。
肉眼で見るとこのような感じで見えます。
左右27ミリほどあります。
100円玉と比較。肉眼でもその存在がはっきりと分かる大きな虫を内包した、約1億年前の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot3448 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 肉眼でもその存在がはっきりと分かる大きな虫を内包した、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.7cm×1.2cm×厚0.5cm |
商品解説 | 肉眼でもその存在がはっきりと分かる大きな虫を内包した、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
腹部が途中で欠損していましたが、クロオオアリに近い大きなアリが閉じ込められたバーマイトでした。表面を磨いてマイクロスコープで見ると、襲いかかって来そうな凄い迫力です。残念ながら、頭部の手前にクラックと気泡が入って顔が見えづらいですが、角度によっては非常に細かい複眼や大きな顎、細い体毛や口先の小さな触角まで保存されている のが見えます。力が強い大型のアリが捕らわれるには、かなり粘度の高い樹液だったと思われますが、自然な体勢で内包されているのが不思議です。柔らかい羽の羽虫なども乱れずに綺麗 に保存されるものもあることを考えると、長い時間をかけてゆっくりと樹液に沈んで、 樹液の中で自然な体勢になりながら固まっていくのでしょう。沈むまでに食べられたり 、腐敗や風化したりせず、生前の姿を残した琥珀は奇跡の賜物ですね。
滋賀県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。