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これで1本の指!およそ3万年前の、非常に立派なケブカサイの中足骨(指の骨)の化石(Woolly rhinoceros)/【ot3406】
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こちらは北海(オランダ産)で発見されたケブカサイの中足骨の化石です。中足骨とは足の指を構成する要の骨の一つです。ケブカサイは更新世(およそ260万年前から1万年前)の後期に、主にヨーロッパを中心に生息していた、全身毛むくじゃらのサイです。サイといえばアフリカに生息している、比較的暖かい地域の生物というイメージが強いかもしれませんが、このケブカサイはウーリーマンモスやオオツノシカなどと同様に分厚い皮膚とそれ覆う大量の毛が備わった寒冷地に適応した生物でした。その生息範囲は広く、イギリスからシベリアまで、繁栄していたと考えられています。
非常に立派な中足骨です。我々の指の骨と比べると、いかに大きな生物だったか容易に想像できます。ケブカサイはシベリア以東では発見されていないことから、マンモスが渡れたベーリング海峡を超えられなかったと考えられています。人間とも数千年は同じ時期を過ごしており、壁画などにその姿が描かれています。
北海ではたびたび大型の哺乳類の化石が発見されています。オランダで水揚げされた化石が流通することが多い傾向にあります。
表面の細かな凹凸まで保存されています。
根本から撮影。指の骨と考えると驚くべきサイズです。
北海から発見される大型哺乳類の化石の年代ですが、諸説ありますが、およそ3万年前と推定されています。
表面の細かなディティールも保存されています。
骨端もその形状をよく残しています。
左右127ミリ、非常に立派なケブカサイの中足骨(指の骨)の化石です。
商品スペック
商品ID | ot3406 |
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年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | これで1本の指!およそ3万年前の、非常に立派なケブカサイの中足骨(指の骨)の化石(Woolly rhinoceros) |
産地 | North Sea |
サイズ | 12.7cm×6.6cm×厚5.4cm |
商品解説 | これで1本の指!およそ3万年前の、非常に立派なケブカサイの中足骨(指の骨)の化石(Woolly rhinoceros) |
ケブカサイとは?
ケブカサイ(Coelodontaantiquitatis)とは?
産地 | イギリス・ロシア・中国 |
時代 | 新生代第4紀更新世後期(約180万~1万年前) |
分類 | ほ乳類奇蹄目サイ科 |
全長 | 4メートル |
体重 | 3~4トン |
名前の由来 | 中空の歯 |
特徴 | 鼻に2本の角・マンモスと同時期に生息 |
なぜサイに毛が生えていた!?
ケブカサイはケサイともいって、約1万年前に絶滅した4メートルもある毛の生えたサイです。1万年前といえば、ちょうど最後の氷河期が終わったころと同じ時期です。そう、ケブカサイは氷河期に生きた動物です。寒さから身を守るため、全身は長い毛でおおわれていました。ケブカサイは、ユーラシア大陸北部に生息していて、ケナガマンモスと同じような場所から化石が見つかっています。でも、北アメリカにはいなかったようです。
ケブカサイはなぜ滅びたの?
ケブカサイの最大の特徴といったら、大きな2本の鼻角です。4mの巨体に対し、前方に生える角は、長いもので1mにもおよびました。ケブカサイはこれを何のために用いていたのでしょう?大きな目的としては、獲物をとるために使われたと考えられています。氷河期は気温が低く雪におおわれています。ケブカサイは鼻の角を用いて、雪をかき分け、食べ物を探していたようです。ケブカサイが絶滅したのは気候の変化によって環境が大きく変わってしまったことに原因がありそうです。そして、人間が狩りの対象にしていたことも絶滅を早めた一因だったと言われています。
ケブカサイは何を食べていた?
3~4トンもある大きな巨体、ケブカサイは何を食べていたのでしょう?彼ら主に草を食べる草食動物でした。他にも、丈の低い木や地衣類(ちいるい)とよばれる菌類と藻類からなる共生生物なども食べていたようです。