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クラウンと触手がほぼ完全保存!かつ立体的!古代の海底生物、ウミユリの化石/【ot3299】
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こちらはウミユリの触手とクラウンの化石です。クラウンとは、逆だった髪の毛のような部分が触手で、その根本の部分はクラウン(冠部)です。クラウンから多数の触手が伸びていて、プランクトンなどを捕食していたと考えられています。
ウミユリは日本語で「海百合」と書きますので、植物だと思われがちですが、実際にはれっきとした動物です。クラウンの下には肉茎が伸びていて海底や岩などにつながっていました。形態はたしかに植物のようですが、プランクトンなどを捕食する動物でした。
触手の部分の保存状態は極めて良好です。細かい組織までほぼ完璧に保存されています。
この多数の触手でプランクトンを絡め取っていたと考えられています。
肉眼でもはっきりとその姿を見ることが出来ます。4,5倍のルーペを用いれば、組織の細かい部分まで観察できます。
クラウンをアップで撮影。肉茎と触手をつなぐ、いわば本体と言えるでしょう。
裏面には母岩が残されています。
側面から撮影。
写真左右およそ7センチ弱。
100円玉との比較。クラウンと触手がほぼ完全な状態で保存されたウミユリの化石です。
商品スペック
商品ID | ot3299 |
---|---|
年代 | 古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前) |
学名 | クラウンと触手がほぼ完全保存!かつ立体的!古代の海底生物、ウミユリの化石 |
産地 | Indiana,U.S.A. |
サイズ | 6.9cm×3.8cm×厚1.7cm |
商品解説 | クラウンと触手がほぼ完全保存!かつ立体的!古代の海底生物、ウミユリの化石 |
ウミユリとは?
ウミユリ(海百合)は植物ではありません!
「ユリ」の名前がついているために植物だと思われがちですが、実際はヒトデやウニと同じ棘皮(きょひ)動物の仲間です。各国の海(深海)に棲み、体長は35~50cm。
棘皮動物とはechinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、 echinoderm とは echinos (ハリネズミ)のような derma (皮)を持つものという意味です。
さまざまなユミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)は生きた化石
ウミユリ(海百合)は、オウムガイ、シーラカンス、ラブカ、カブトガニ、アロワナなどと同様に生きている化石として大変有名です。
現生のウミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)の特徴のその腕
ウミユリは根や茎のように見える支持体と、花弁のような腕を持っています。長く伸びたその腕で海中のプランクトンなどを捕らえ、餌としています。
ウミユリ(海百合)の化石は希少で価値が高い
ウミユリの化石が多く見つかるのは、約2億5000万年前の地層である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。