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白亜紀に棲息していた直線的な殻を持つ頭足類、バキュリテス(Baculites)の内部露出型の標本/【ot3287】
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本日はちょっと珍しい標本をご紹介します。こちらは白亜紀の海に棲息していたバキュリテスという頭足類の殻の断面化石です。バキュリテスは広義にはアンモナイトの仲間とされますが、平巻きのアンモナイトとは異なり、直線的な殻を持っていました。この形状をもってして、”異常巻き”アンモナイトの一種とする考え方があります。
バキュリテス自体はさほど珍しくはないのですが、こうしてカットされて断面がきれいに露出した標本は決して多くありません。アンモナイトと同じく内部は小部屋に分かれていることが分かります。各部屋は独立しガスや海水を自由に充填できたという説があります。浮力をある程度自由に調節することができたのかもしれませんね。
こちらは表側。
このように中央でカットされ断面は平らに磨かれています。
部屋を区切るラインは隔壁と呼ばれ、非常に堅い素材でできています。内部は本来空洞でしたが長い堆積期間の間にミネラルによって置換されています。大部分はカルサイト(方解石)ですが、やや茶色っぽい部分はアラゴナイトが一定程度含まれていると思われます。
左右55ミリほど。バキュリテスの珍しい内部露出型の標本です。
商品スペック
商品ID | ot3287 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 白亜紀に棲息していた直線的な殻を持つ頭足類、バキュリテス(Baculites)の内部露出型の標本 |
産地 | U.S.A. |
サイズ | 5.5cm×2.9cm×厚0.9cm |
商品解説 | 白亜紀に棲息していた直線的な殻を持つ頭足類、バキュリテス(Baculites)の内部露出型の標本 |
バキュリテスとは?
バキュリテスは、アンモナイトなどと同じ頭足類ですが、オウムガイに近縁の種です。アンモナイトといえば、平巻き型を想像しますが、バキュリテスは真っ直ぐに伸びた形をしています。古生代のオルソセラス(直角貝) と似た形をしていますが、バキュリテスは中生代の最後の時代、白亜紀の後期の海に生息していた頭足類で、オルソセラスよりも、後の時代になって現れました。 幼体の段階では、巻きながら成長するため、先だけわずかに平巻き型で、それ以降は真っ直ぐ伸びた、面白い形をしています。