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希少!20年以上振りに再お披露目!魚竜、オフタルモサウルス科プラティプテリギウス(Platypterygius)の歯根付き歯化石。価値有るオールドコレクション/【ot3225】
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海生爬虫類ファン必見のアイテムをご紹介いたします。こちらは魚竜、プラティプテリギウスの歯根付きの歯化石です。プラティプテリギウスの歯化石というだけでも貴重ですが、さらに歯根まで付いています。こちらの産地からはもう採集は難しいと思われ、その点でもとても希少です。こちらの標本は2001年6月の東京のショーで発表された品で、22年経過して、再度のお披露目となります。ウラル地質博物館によってクリーニングされています。
プラティプテリギウスは1920年頃、ドイツで発見された古くから知られる魚竜の仲間です。およそ1億1000万年ころの地層から採集された標本です。魚竜は中生代初期に誕生し、海中での支配的な生物として長らく棲息していました。現世のイルカ(哺乳類)のような見た目をしていましたが、実際には海生爬虫類でした。2億5千万年前頃登場してすぐに世界中の海で繁栄し、数十種類にも超える多様性が確認されています。中には20メートル近くに成長した魚竜もいましたが、多くは1メートルから3メートル前後でした。泳ぎが非常に得意で、魚、イカ、他の小型の海生爬虫類を捕食していました。こちらの歯をご覧いただければ分かるように、獲物を積極的に狩るハンターでした。およそ9000万年ころには勢力が衰え絶滅に至ったとされています。
100%ナチュラルで、極めて上質な歯化石です。
ご覧のように歯根の一部が保存されています。歯根とは歯茎の内部に埋まっていた部分のことです。
特徴的な縦線がしっかりと保存されています。
根本から撮影。
長辺計測49ミリ。
100円玉との比較。かなり大きな歯化石です。ただでさえ希少なプラティプテリギウスの標本で、しかも歯根が保存されている、という特典付き。希少性、保存状態を考慮しますと、一期一会の標本です。
商品スペック
商品ID | ot3225 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 希少!20年以上振りに再お披露目!魚竜、オフタルモサウルス科プラティプテリギウス(Platypterygius)の歯根付き歯化石。価値有るオールドコレクション |
産地 | Belgorod province, Russia |
サイズ | ロングカーブ計測4.9cm |
商品解説 | 希少!20年以上振りに再お披露目!魚竜、オフタルモサウルス科プラティプテリギウス(Platypterygius)の歯根付き歯化石。価値有るオールドコレクション |
この商品を購入されたお客様のお声
今回、2回目の購入です。今までは三葉虫と陸上恐竜の歯を集めていました。先日、購入させていただいた海性爬虫類の歯が気に入り、今回、魚竜の歯を見つけ購入するか迷いましたが、高品質な化石との出会いは一期一会なので購入しました。とても素晴らしい化石をありがとうございます。
群馬県/男性
魚竜とは?
ついに魚竜があらわる!
恐竜が生きた時代である中生代になると、魚竜(ぎょりゅう)が現れます。魚竜とは、爬虫類が進化して、一生を海で暮らすようになった生き物のことです。一生を海で暮らす生き物として、魚類(ぎょるい)がいますが、魚竜と魚類はまったく違います。
魚竜は恐竜と同じ爬虫類です。
魚竜の形は魚そっくり
魚竜の形はご覧の通り魚そっくり。
イクチオサウルス http://ja.wikipedia.org/参照
一生を水で暮らすようになった魚竜は形を進化させ、三日月形の大きな尾びれを持つようになります。これで長距離を泳ぐことができるようになり、これまでの”チョイ泳ぎ”しか出来なかった水陸両用の爬虫類とは一線を画すようになりました。
異様に大きな眼
魚竜の特徴といえば、体にくらべて異様に大きな眼です。眼の周りは太く大きな骨で覆われているのです。これは、高速で泳いだとき、眼に掛かる圧力から眼球を守る役割があったと言われています。まさに泳ぎ専門の眼なのですね。
口の細かい歯
まるで現生の哺乳類であるイルカのような口をしています。これは、当時の海に生息していた魚やイカ、アンモナイトなどをがっちり捕まえるのに大変適していたようです。
前足のヒレ
魚ではないので、ヒレと呼ぶべきか分かりませんが、イルカなどのヒレとそっくりの前足をしています。
特徴的な三日月形の尾びれ
この巨大な尾びれを左右に振ることでスピードを出していたと考えられています。この尾びれの形や振り方から、現生のマグロのような泳ぎ方をしたのではないか、と思われています。その為、マグロ同様、かなり早く泳げたのではないでしょうか。
魚竜の種類
魚竜にはさまざまな種類がいました。
・ウタツサウルス 平均全長2.3m 三畳紀前期
1970年に宮城県歌津町で発見されました。この地層は三畳紀前期ですから、中生代に入って直後にウタツサウルスは現れたことになります。世界で最古の魚竜といえます。後頭部がやや膨らんでいることから、陸生は虫類の名残を確認することが出来ます。いかにも魚竜に進化してまもない形状をしています。
・ジュニサウルス 平均全長21.0m 三畳紀後期 アメリカ
海生は虫類としては、最大の生物です。前足と後足がほぼ同じ大きさです。ジュラ紀の魚類とはこの点で大きく違います。
・イクチオサウルス 平均全長2.0m ジュラ紀前期、産地イギリス、ドイツ、カナダなど
最も有名な魚竜の一つ。三畳紀を終えジュラ紀前期になって現れた進化型の魚竜です。他の魚竜と比べて前足が大変大きくなりました。
・オフタルモサウルス 平均全長3.5m ジュラ紀後期 産地イギリス、北米、南米など
ジュラ紀後期になって現れた進化型の魚竜。アメリカ大陸でも産出する。
・ユーリノサウルス 平均全長2.0m ジュラ紀前期 産地ドイツ、グリーンランドなど
ジュラ紀後期になって現れた進化型の魚竜。上あごが以上に長く、カジキのような形をしていた。
魚竜は、卵を産まずに水中で赤ちゃんを産んだ!
ジュラ紀前期に現れた進化型の魚竜であるステノプリギウスの化石の研究から驚くべき事実が明らかになりました。成体と赤ちゃんを同時に確認できる化石が見つかったのです。このことから、魚竜は、卵生ではなく、赤ちゃんを産む生き物だったことが分かりました。しかも、子供がおぼれないように、尻尾から出ることも分かりました。
なぜ子供を産むように進化したのかさまざまな説がありますが、最も有力なものは、外的から赤ちゃんを守るため、というものです。腹の中で卵を育てある程度大きくなったところで、外部に出せば、赤ん坊は既にある程度の大きさになっており、生存確率が高くなったという考えです。
赤ん坊を産んだ海生は虫類は他にもいた!
さらに時代が進んだ白亜紀では最強の海生爬虫類と名高いモササウルスも水中出産したのではないかと考えられています。
魚竜と海生は虫類って違うの?
正確には違います。海生は虫類とは、単に、海で生息したは虫類のことで、魚竜とは、その中でも、一部の種を指しています。具体的には、有名なイクチオサルスは海生は虫類であり、魚竜でもあります。ネッシーなどで連想されるプレシオサウルス(首長竜)は海生は虫類ではあるけれども、魚竜ではありません。