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新オーナー募集!2004年の東京のショーで発表された希少なオールドコレクション!オフタルモサウルス科白亜紀最後期の魚竜、プラティプテリギウス(Platypterygius)の下顎化石/【ot3194】
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さてさてご注目ください、こちらは何の化石だと思われますか?なんと魚竜、プラティプテリギウスの下顎の化石であります。魚竜とは中生代に生息していた海生爬虫類です。さまざまな種類がありますが、総じて体長は3メートル前後まで成長し、最も名の知れた属はイクチオサウルスです。本品、プラティプテリギウスは中生代白亜紀後期に棲息していたオフタルモサウルスの一種です。この顎化石は51センチに達する極めて立派な標本で、吻部の先端まで欠けることなく保存されています。
ご覧のように骨の表面の細かな模様が保存されています。サイズに目を奪われがちですが、保存状態も大変良好であります。
手と比べると、その大きさがお分かりいただけることでしょう。一般マーケットではまずお目にかかることはない希少性の高い標本です。サイズ、状態ともに群を抜いており、非常にコレクション性の高いアイテムです。こちらはロシア西部クルスクの白亜紀の地層より発見、採集された標本でウラル地質博物館によってクリーニング、管理されていた品です。今から19年前の2004年に、東京のショーでお披露目された、非常に古いオールドコレクションであります。
19年たった今でも、当時と変わらない状態を維持し続けています。いかに丁寧に管理されてきたかお分かりいただけることでしょう。
入手が容易ではない希少な標本は、世代を超えて丁寧に保存されることが望まれます。ぜひ今後も大切にしてくださる新オーナーを募集いたします。
先端近くには興味深い穴状の構造が複数あります。
反対側をご覧いただきましょう。
魚竜は中生代に独占的な地位を築き、長く食物連鎖の上位に君臨してきた生物です。哺乳類と爬虫類という違いはあれど、現世のイルカによく似た生物とされます。イルカは魚竜の収斂(しゅうれん)進化とする説もあるのをご存知でしょうか。収斂進化とは、ある時代に独占的な地位を占め、特徴的な姿をしていた生物が、のちの時代に似通った特徴を持つ別の生物に取って代わられる一連の流れのことを言います。たとえば、翼竜が絶滅し鳥類が現れたことや、ジュラ紀に繁栄した首の短い首長竜であるプリオサウルスが、白亜紀にモササウルス類に取って代わられたこと、などが一例として挙げられます。
プラティプテリギウスの仲間の化石は世界中から採集されることから、当時の海中では代表的な魚竜の一つであったと考えられます。
プラティプテリギウスの化石の体内から海鳥や海生爬虫類が見つかっていることから、かなり積極的かつ獰猛なハンターであったことが伺えます。食物連鎖の頂点に近い位置に君臨していたことは間違いないでしょう。
51センチという驚くべきサイズ!赤いマーカーは10センチ間隔です。
100円玉との比較。2004年の東京のショーにウラル地質博物館により持ち込まれた、魚竜、プラティプテリギウスの下顎の化石です。希少なオールドコレクションです。ずっと大切にしてくださる新オーナーを募集します。
商品スペック
商品ID | ot3194 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 新オーナー募集!2004年の東京のショーで発表された希少なオールドコレクション!オフタルモサウルス科白亜紀最後期の魚竜、プラティプテリギウス(Platypterygius)の下顎化石 |
産地 | Kursk,Stary Oskol, Russia |
サイズ | 51cm×5.8cm×厚2.5cm |
商品解説 | 新オーナー募集!2004年の東京のショーで発表された希少なオールドコレクション!オフタルモサウルス科白亜紀最後期の魚竜、プラティプテリギウス(Platypterygius)の下顎化石 |
魚竜とは?
ついに魚竜があらわる!
恐竜が生きた時代である中生代になると、魚竜(ぎょりゅう)が現れます。魚竜とは、爬虫類が進化して、一生を海で暮らすようになった生き物のことです。一生を海で暮らす生き物として、魚類(ぎょるい)がいますが、魚竜と魚類はまったく違います。
魚竜は恐竜と同じ爬虫類です。
魚竜の形は魚そっくり
魚竜の形はご覧の通り魚そっくり。
イクチオサウルス http://ja.wikipedia.org/参照
一生を水で暮らすようになった魚竜は形を進化させ、三日月形の大きな尾びれを持つようになります。これで長距離を泳ぐことができるようになり、これまでの”チョイ泳ぎ”しか出来なかった水陸両用の爬虫類とは一線を画すようになりました。
異様に大きな眼
魚竜の特徴といえば、体にくらべて異様に大きな眼です。眼の周りは太く大きな骨で覆われているのです。これは、高速で泳いだとき、眼に掛かる圧力から眼球を守る役割があったと言われています。まさに泳ぎ専門の眼なのですね。
口の細かい歯
まるで現生の哺乳類であるイルカのような口をしています。これは、当時の海に生息していた魚やイカ、アンモナイトなどをがっちり捕まえるのに大変適していたようです。
前足のヒレ
魚ではないので、ヒレと呼ぶべきか分かりませんが、イルカなどのヒレとそっくりの前足をしています。
特徴的な三日月形の尾びれ
この巨大な尾びれを左右に振ることでスピードを出していたと考えられています。この尾びれの形や振り方から、現生のマグロのような泳ぎ方をしたのではないか、と思われています。その為、マグロ同様、かなり早く泳げたのではないでしょうか。
魚竜の種類
魚竜にはさまざまな種類がいました。
・ウタツサウルス 平均全長2.3m 三畳紀前期
1970年に宮城県歌津町で発見されました。この地層は三畳紀前期ですから、中生代に入って直後にウタツサウルスは現れたことになります。世界で最古の魚竜といえます。後頭部がやや膨らんでいることから、陸生は虫類の名残を確認することが出来ます。いかにも魚竜に進化してまもない形状をしています。
・ジュニサウルス 平均全長21.0m 三畳紀後期 アメリカ
海生は虫類としては、最大の生物です。前足と後足がほぼ同じ大きさです。ジュラ紀の魚類とはこの点で大きく違います。
・イクチオサウルス 平均全長2.0m ジュラ紀前期、産地イギリス、ドイツ、カナダなど
最も有名な魚竜の一つ。三畳紀を終えジュラ紀前期になって現れた進化型の魚竜です。他の魚竜と比べて前足が大変大きくなりました。
・オフタルモサウルス 平均全長3.5m ジュラ紀後期 産地イギリス、北米、南米など
ジュラ紀後期になって現れた進化型の魚竜。アメリカ大陸でも産出する。
・ユーリノサウルス 平均全長2.0m ジュラ紀前期 産地ドイツ、グリーンランドなど
ジュラ紀後期になって現れた進化型の魚竜。上あごが以上に長く、カジキのような形をしていた。
魚竜は、卵を産まずに水中で赤ちゃんを産んだ!
ジュラ紀前期に現れた進化型の魚竜であるステノプリギウスの化石の研究から驚くべき事実が明らかになりました。成体と赤ちゃんを同時に確認できる化石が見つかったのです。このことから、魚竜は、卵生ではなく、赤ちゃんを産む生き物だったことが分かりました。しかも、子供がおぼれないように、尻尾から出ることも分かりました。
なぜ子供を産むように進化したのかさまざまな説がありますが、最も有力なものは、外的から赤ちゃんを守るため、というものです。腹の中で卵を育てある程度大きくなったところで、外部に出せば、赤ん坊は既にある程度の大きさになっており、生存確率が高くなったという考えです。
赤ん坊を産んだ海生は虫類は他にもいた!
さらに時代が進んだ白亜紀では最強の海生爬虫類と名高いモササウルスも水中出産したのではないかと考えられています。
魚竜と海生は虫類って違うの?
正確には違います。海生は虫類とは、単に、海で生息したは虫類のことで、魚竜とは、その中でも、一部の種を指しています。具体的には、有名なイクチオサルスは海生は虫類であり、魚竜でもあります。ネッシーなどで連想されるプレシオサウルス(首長竜)は海生は虫類ではあるけれども、魚竜ではありません。