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クラウンと肉茎がほぼ完璧な状態で保存!!米国インディアナで採集されたのウミユリ、マクロクリヌス(Macrocrinus mundulus)の化石/【ot3170】
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こちらは米国インディアナ州産のウミユリ、マクロクリヌスの化石です。クラウンと肉茎の両方が保存されています。
ウミユリは、日本語で海百合と書くことがあります。その名ゆえ、植物だと思われがちですが、れっきとした動物なのです。海底の岩などに根を固着させ海流に流されないようにしていました。根から伸びた肉茎の先にはクラウンがあり、クラウンは多数の触手からなっていました。触手を器用に使いプランクトンを捕食して栄養を吸収していたと考えられています。この標本は肉茎とクラウンが完全に保存された見事な標本です。
クラウンをアップで撮影。多数の触手が保存されています。ウミユリは古生代に出現し繁栄しましたが、その後、数を減らしたと見られています。絶滅して現世には生息していないと思われていましたが、海底深くに生き残っていることが分かり、「生きた化石」と呼ばれています。
肉茎をアップで撮影。植物の茎と同じように、節があります。
裏面を撮影。米国インディアナ州は上質のウミユリの産地として知られています。
厚みは18ミリ。十分な強度があります。
本体カーブ計測124ミリ。
100円玉との比較。付属のスタンドを使って立てて展示してみました。ウミユリの複雑な形状に陰影が付いて、より魅力的に展示できます。
商品スペック
商品ID | ot3170 |
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年代 | 古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前) |
学名 | クラウンと肉茎がほぼ完璧な状態で保存!!米国インディアナで採集されたのウミユリ、マクロクリヌス(Macrocrinus mundulus)の化石 |
産地 | Indiana,U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測12.4cm 母岩含め全体9.3cm×7.8cm×厚1.8cm |
商品解説 | クラウンと肉茎がほぼ完璧な状態で保存!!米国インディアナで採集されたのウミユリ、マクロクリヌス(Macrocrinus mundulus)の化石 |
ウミユリとは?
ウミユリ(海百合)は植物ではありません!
「ユリ」の名前がついているために植物だと思われがちですが、実際はヒトデやウニと同じ棘皮(きょひ)動物の仲間です。各国の海(深海)に棲み、体長は35~50cm。
棘皮動物とはechinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、 echinoderm とは echinos (ハリネズミ)のような derma (皮)を持つものという意味です。
さまざまなユミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)は生きた化石
ウミユリ(海百合)は、オウムガイ、シーラカンス、ラブカ、カブトガニ、アロワナなどと同様に生きている化石として大変有名です。
現生のウミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)の特徴のその腕
ウミユリは根や茎のように見える支持体と、花弁のような腕を持っています。長く伸びたその腕で海中のプランクトンなどを捕らえ、餌としています。
ウミユリ(海百合)の化石は希少で価値が高い
ウミユリの化石が多く見つかるのは、約2億5000万年前の地層である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。