ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石 化石 販売

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ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石/【ot3166】

ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石/古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)【ot3166】

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ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石(その1)

こちらはオーストラリア・サウルウェールズで採集された古生代ペルム紀の裸子植物、グロッソプテリスの葉の化石です。グロッソプテリスは南米、アフリカ、インド、オーストラリアなどの各大陸から発見、採集されています。このことから、かつて、これらの大陸はゴンドワナ大陸という極めて巨大な大陸であったと考えられるようになりました。グロッソプテリスはその証拠の一つとして扱われる、有名かつ重要な化石です。

ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石(その2)

グロッソプテリスは、「舌のような葉」という意味です。全体の形状はもちろん細脈まで、本当に舌のように見えてきます。

ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石(その3)

こちらの標本は、そんな葉が2つはっきりと保存されています。

ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石(その4)

明瞭に残る特徴的な細脈。

ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石(その5)

裏面です。

ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石(その6)

厚みは1センチ以上あります。

ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石(その7)

横幅、およそ58ミリ。

ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石(その8)

100円玉との比較。付属のスタンドを使い、立てて展示しました。

ネームカード
スタンド

商品スペック

商品ID ot3166
年代 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)
学名 ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石
産地 New South Wales, Australia
サイズ 母岩含め全体5.8cm×4.2cm×厚1cm
商品解説 ゴンドワナ大陸特有種の一つ、大陸移動説の証拠!2枚の葉が保存されたグロッソプテリス(Glossopteris brawnia)の葉の化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

グロッソプテリス(Glossopteris)とは?

「舌のような葉」グロッソプテリスとは?

1912年ドイツの気象学者アルフレッド・ウェゲナーが発表した「大陸移動説」によると、今からおよそ2億5000万年前、地球は北部のローラシアと南部のゴンドワナの2大陸から構成された「パンゲア」というとても大きな大陸でした。「パンゲア」とはギリシャ語で「広い大陸」や「すべて大陸」を意味します。

南部のゴンドワナは、現在の南米、アフリカ、インド、オーストラリア、南極などの諸大陸でつくられていたとされています。このゴンドワナの地域から見つかる植物化石をゴンドワナ植物といいその代表とされる植物が『グロッソプテリス』です。グロッソプテリスは「舌のような葉」という意味です。

グロッソプテリス

裸子植物グロッソプテリス

グロッソプテリスはペルム紀?三畳紀に栄えたシダ状の裸子植物で、湿った土地に生えていました。その名のとおり、舌のような形をした大きな葉が特徴で、葉と向き合うように繁殖器官がついていました。

葉の大きさは最大30㎝で(なかには1mにもなったものもあるそうです。)高さは平均8mでした。グロッソプテリスの化石産地では、産出化石のほとんどがグロッソプテリスのみで、他の植物が混じっていることがないため、単独で林をつくっていたと考えられています。

グロッソプテリスが大陸移動説の証拠のひとつとされるのは、現在は分布しているそれぞれの大陸で、裸子植物のグロッソプテリスの化石が見つかっているためです。胞子を風にとばし増える植物とは違い、グロッソプテリスなどの裸子植物は種によって子孫が増えるため、大陸は続いていたと考えられるのです。海流によって種が運ばれたのではないか、とも考えられたのですが、裸子植物の種は塩分の強い海水に浮かんでいることはできないため、海流で種が運ばれることはないようです。

シダ植物とは?

シダ植物は、維管束をもった種をつくらず胞子で増える植物で、今から約4億2000万年前(シルル紀後期)から知られる最古の陸上植物です。

維管束は、陸上植物が陸上で植物体を支えたり水分や養分を体内に運ぶ役目をしています。シダ植物と種子植物が維管束を持ちます。シダ植物は漢字で「羊歯」や「歯朶」と書きますが、由来は「羊の歯に似ているため」や「歯形のような葉で垂れ下がっているため」など様々です。

現在、世界では約1万種、日本では約700種が生存しています。多くの種類があるシダ植物ですが、大きさも様々で体長も数㎝の小形のものから葉の長さが3m以上に達するものもあって、多くは地下茎から葉を広げる背の低い植物ですが、熱帯や亜熱帯地域ではヤシのように大きく成る木のようなシダもみられます。

また、高温多湿の日陰を好むものが多いのですが、ワラビやミズスキなどのように日当りがよく乾燥した場所を好むシダ植物もいます。世界最古の植物とされるシダ植物ですが今は、空気清浄能力、ホルムアルデヒドの除去などといった室内環境を快適に保つ観葉植物として人気があります。(ホルムアルデヒド=家具や建築材料、壁紙を貼るための接着剤や塗料などの内装材に含まれている科学物質のひとつ)

グロッソプテリス

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