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過去取り扱い標本のなかでもベスト・オブ・ベスト!保存状態最高、ほぼ完全保存、しかも巨大!ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の臼歯化石/【ot3149】
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こちらは、あのケナガマンモスの臼歯の化石です。左右27センチ、3キログラムの重さがある、マンモスの臼歯の中でも最大級の標本です。しかも保存状態は”完璧”です。
この標本の素晴らしい点は、臼歯の歯冠と歯根が明確に分かれているところです。写真上側が歯冠です。歯冠は歯茎の上に露出している部分で、上下からすり合わせることで、硬い枝葉を分解します。写真下側、および裏側は歯根です。歯根は歯茎の中に固定され、歯冠をがっちりと支える土台の役割があります。
歯冠のエナメル質をアップでご覧いただきましょう。鳥肌モノの保存状態です。白い丸い輪郭部がエナメル質です。エナメル質は非常に堅く、上下からすり合わせることで、頑丈な枝葉でも簡単に細々にすることができます。何度もすり合わせることで、表面が摩耗していきます。結果、ご覧のようにフラットな形に収束していきます。洗濯板にも例えられる、マンモスの臼歯の象徴的な部位です。
この臼歯の素晴らしい点は他にも多くあります。側面からご覧いただくと、歯冠はもちろん、欠損しやすい歯根もほぼ完全な状態で保存されていることがわかります。しかも、成体の極めて大型の臼歯です。
歯根をアップで撮影しました。このように複数の長い構造体が複数寄り集まることで、強固な歯根を造り上げていることがわかります。この構造がここまで完全に保存された臼歯の化石はめったにありません。非常に希少です。
歯根の底側からもご覧いただきましょう。こちらは歯茎の内部に埋まっていた部位です。全体の1/10にも満たない歯冠を支えるために、こんなにも立派な歯根が必要になります。
歯根の先端を撮影。かって取り扱った標本のなかで、ここまで細部まで保存されていた個体はありませんでした。非常に貴重な資料でもあります。
歯茎に絡んで歯を固定するのに役立っていたであろう扇子のような構造。
手のひらにずっしりと伝わる重み。かって取り扱った標本のなかでも上位の重さ。
素晴らしい形状です。ぜひこの状態のまま永く保存していただければと思います。
左右直線計測で27センチ!
100円玉との比較。ケナガマンモスの臼歯の化石としては、ベスト・オブ・ベストの標本の一つ。
商品スペック
商品ID | ot3149 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | 過去取り扱い標本のなかでもベスト・オブ・ベスト!保存状態最高、ほぼ完全保存、しかも巨大!ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の臼歯化石 |
産地 | Netherlands |
サイズ | 27cm×16.2cm×厚6.3cm 3000g |
商品解説 | 過去取り扱い標本のなかでもベスト・オブ・ベスト!保存状態最高、ほぼ完全保存、しかも巨大!ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の臼歯化石 |
マンモスとは?
人類 VS マンモス
先史時代の人類とマンモスとの関わりを示す様々な遺跡が見つかっている。ヨーロッパの洞窟では、旧石器時代に描かれたとされるマンモスの洞窟壁画が残されている。古代人は集団でマンモスの狩を行っていたと考えられているが、あの巨大なキバでの攻撃には相当てこずったであろう。
マンモスは長鼻目ゾウ科マンモス属に属する大型の哺乳類の総称である。現生のゾウの類縁にあたるが、直接の祖先ではない。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
時代と生息地域
約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)まで。日本、シベリア以外のユーラシア大陸はもとより、アフリカ大陸・アメリカ大陸にも広く生息していた。特に南北アメリカ大陸に生息していたコロンビアマンモスは、大型・短毛で且つ最後まで生存していたマンモスとして有名である。現在は全種が絶滅している。
マンモスの巨大な牙
全長3.2mに達することもある巨大な牙が特徴である。これは現生の象からは考えられないほど巨大である。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
最も古いマンモス
最古のマンモスは、約500万~400万年前、北アフリカにおいて生まれたと考えられている。これはちょうど人類が祖先が発生したのと同じ時代。
マンモスの絶滅
更新世末期にあたる約4万~数千年前に、多くの大型哺乳類と共にマンモスは絶滅した。原因は未確定であるが、氷河期末期の気候変動に伴う植生の変化を原因とする説がある。その他の仮説としては、ヒトの狩猟の対象になったことを原因とするものがある。また、アメリカ大陸のコロンビアマンモスの化石の検証から、伝染病説が最近の有力な仮説として提唱されている。
ユタ州先史博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今でも生きている?
最後のマンモスは、紀元前1700年頃に、東シベリアの沖合にある北極海(チュクチ海)上のウランゲリ島で狩猟されたという説が提起されている。また、1600年前後に、シベリアで山賊退治の騎士達が毛の生えた大きな象の目撃情報があるが、定かではない。まだまだロマンのつきない伝説の哺乳類であることは間違いなさそうだ。
パリ国立博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org