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見事な縞状鉄鉱層!なんと20億年以上前のストロマトライト!西オーストラリア、ハマースリー産/【ot3041】
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こちらは西オーストラリアはハマースリー産の縞状鉄鉱層を形成した石です。文字通り鉄と珪酸塩鉱物が繰り返し重なり層をなしています。このような模様ができるのには理由があります。
まだ高等生物が誕生していなかった数十億年前頃、一部のバクテリアが光合成を行い海中の鉄を酸化してFe3に変化させました。また珪酸塩鉱物も同時に沈着することを交互に繰り返すことで、巨大なコロニーを形成していきました。そのコロニーが化石化したものをストロマトライトと言います。当時、地表には酸素は極めて少なかったため、好気性の生物はまだいませんでした。棲息していたのは、酸素を必要としない(むしろ毒として感じる)嫌気性生物しかいませんでした。シアノバクテリアの光合成により大量の酸素が大気中に放出されていくなかで、嫌気性生物は死に絶え、酸素をエネルギーに変えることのできる好気性生物(最初は真核生物)が台頭しました。
金属光沢を帯びている部分は鉄です。
なぜ断続的な縞模様を形成するかについては諸説ありますが、まだはっきりと断定はされていません。季節性の現れであるとか、一定期間を経て変化する海洋の環境変化などの説があります。
西オーストラリア ハマースレイには世界的な縞状鉄鉱床があります。しかも極めて古い層であることが分かっています(およそ20億年以上前)。
側面から撮影。
およそ9センチ弱。表面は非常に丁寧に研磨されています。
100円玉との比較。見事な縞状鉄鉱層が形成された西オーストラリア ハマースレイ産のストロマトライトです。
商品スペック
商品ID | ot3041 |
---|---|
年代 | 先カンブリア時代(46億年 -- 5億4200万年前) |
学名 | 見事な縞状鉄鉱層!なんと20億年以上前のストロマトライト!西オーストラリア、ハマースリー産 |
産地 | Hamersley, Western Australia, Australia |
サイズ | 9cm×8.4cm×厚1.1cm |
商品解説 | 見事な縞状鉄鉱層!なんと20億年以上前のストロマトライト!西オーストラリア、ハマースリー産 |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or