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最高品位に値するウミユリ標本 米国インディアナ産/【ot304】
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まるで額縁に入った、海中絵画のようです。最高品位に値する、インディアナ産ウミユリ標本が登場です。
ウミユリは、『海に咲くユリの花のよう』ということで、その名の通り見た目から名前がつけられました。生きた化石としても有名な海中動物です。ユリに似ているので、植物かと間違われる方も多いですが、こちらはれっきとした動物なんですね。分類は、ウニやヒトデと同じ仲間の棘皮(きょくひ)動物です。
これが触手部分。この花びらのような部分を動かし、プランクトンなどの食べ物を捕まえていました。
素晴らしすぎるのは、この繊細な節の保存状態!しかもかなり立体的で、半3D状態です。ここまで形を保ったまま化石化していると、きれいを通り越して、グロテスクな感じです。
根元部分です。ばっちり保存されています。ウミユリが棘皮動物たる所以はここに秘められています。棘皮動物は、「5」という数を基本に構成されている生物です。ヒトデが5本の腕をもつのはみなさんご存知ですね。彼らは、体のどこかに数字の「5」にまつわる形を持っています。
さて、ウミユリの場合、どこかと言いますと、根元の部分をカットして断面をみると、ちょうど五角形の形をしているんです。棘皮動物だけがもつ5の特徴を、ウミユリもちゃんと持っているのです。残念ながら、カットはできずお見せできませんが。
本標本の圧巻といえば、茎とよばれる、支持体の部分です。この形、まるでDNAの二重らせん構造のよう。母岩の一辺を額縁のように縁取って配置しています。
うねうね・・・。
うねっております。このあたり、ブラボーです!
なぜこんなに感激しているかと申しますと、こうも緻密な形を維持したまま化石化しているからです。ウミユリは、化石化してもあまりいい状態で全形が残る標本が少ないといえます。というのも、彼らは骨格が小さい単位で構成されています。そのため、少しの衝撃で体がばらばらになりやすく、化石になる前にまとまりを欠くことが多いのです。
ウミユリ標本は、本標本米国?インディアナ州産以外に、モロッコ産ものもの有名ですね。モロッコ標本は、母岩はもっとピンクがかった赤みがあり、本体は茶色に近い印象のものが多いです。インディアナ産は、母岩がこのようにグレーベージュで、妙に生々しい感じですね。
すぐ上の写真、真下の写真と見比べてみてください。どんな配置でも絵になるウミユリ標本です。茎部分をどこに位置すべきか、悩ましくも楽しい時間が生まれそう。
本標本、プレートでありながら、本体にはかなりの厚みと起伏があります。左側の茎(支持体)部分が、最も手前に盛り上がって浮き出ています。そして中央の花弁部分は、茎部の盛り上がりからおよそ1cm程度奥まった位置に、半3D状態で鎮座しています。写真では少々わかりづらいかも?
でも?この立体感、触るとすぐにわかりますよ。これを目にした方はいずれも、無意識で手が伸びるようです。あまりの保存状態の良さに、思わず触れたくなるんですね。そして、「わ~、きれい・・・。」とため息をついてしまいます。
一人で眺めるのはもったいない、と感じるほど。みんなに見せたくなる、そんな標本です。
完璧いってもいいすぎでないくらいの保存状態で、およそ3億年間も地球に眠っていたウミユリ。ここに、プレート化石となって、絵画のごとくしとやかに存在します。これぞ、ヘビーコレクターの方向けです。
商品スペック
商品ID | ot304 |
---|---|
年代 | 古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前) |
学名 | 最高品位に値するウミユリ標本 米国インディアナ産 |
産地 | Indiana,U.S.A. |
サイズ | 母岩サイズ 11.5cm×11cm×厚み2cm |
商品解説 | アメリカ、インディアナ州産最高品位のウミユリ標本が登場! 支持体とよばれる茎のように見える部分と、花弁のように見える腕が、最高の状態で保存されています。 ウミユリは生きた化石として有名です。 化石として見つかる多くが、バラバラで全形をとどめない節だけのものが多いようです。 それは、ウミユリ全体の骨格が、小さな節にわかれているため、非常に脆い構造であることによります。 本標本は、驚くべき保存状態と大きさです。 特に、うねったように化石化された支持体は、圧巻。 ここまでの保存状態を保った標本は、市場になかなか出ない、最高品位に値する標本です。 |
ウミユリとは?
ウミユリ(海百合)は植物ではありません!
「ユリ」の名前がついているために植物だと思われがちですが、実際はヒトデやウニと同じ棘皮(きょひ)動物の仲間です。各国の海(深海)に棲み、体長は35~50cm。
棘皮動物とはechinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、 echinoderm とは echinos (ハリネズミ)のような derma (皮)を持つものという意味です。
さまざまなユミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)は生きた化石
ウミユリ(海百合)は、オウムガイ、シーラカンス、ラブカ、カブトガニ、アロワナなどと同様に生きている化石として大変有名です。
現生のウミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)の特徴のその腕
ウミユリは根や茎のように見える支持体と、花弁のような腕を持っています。長く伸びたその腕で海中のプランクトンなどを捕らえ、餌としています。
ウミユリ(海百合)の化石は希少で価値が高い
ウミユリの化石が多く見つかるのは、約2億5000万年前の地層である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。