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およそ1億年前(恐竜時代)に起源を持つ、シロアリ目の虫を内包した、ミャンマー産琥珀(Amber)/【ot3004】
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こちらはシロアリの仲間を内包したミャンマー産琥珀です。通称、バーマイト(ビルマイト)と呼ばれるこの琥珀はおよそ1億年前の針葉樹の樹脂が起源とされています。つまり、内部に含まれる生物や植物片も当時のものと推察されます。
写真右下がシロアリの仲間と思しき昆虫です。基質の透明度が高く内包物を見通しやすい。ミャンマー産の琥珀は年代が古い割に透明度が高い個体が少なくありません。
高倍率のルーペを用いて撮影した一枚。琥珀に包まれない限りこれほどの保存状態を維持することは難しいでしょう。琥珀が古代からのタイムカプセルと呼ばれるのはこのためです。琥珀については特設サイト「https://www.kaseki7.com/amberbible/index.html」を御覧ください。
羽の脈まで保存されています。
濃い飴色。以前は、さほど古い琥珀だとは思われていなかったバーマイト。ロンドン自然史博物館の研究により、内包物が白亜紀のものであることが判明し、恐竜時代の琥珀であることが分かりました。
後方よりライトを照らすとより明瞭に虫を視認できます。
ルーペでしか味わえないミクロの世界をぜひご堪能ください。
琥珀最大部26ミリ。かなり立派なバーマイトです。
100円玉より一回り大きいサイズ。
商品スペック
商品ID | ot3004 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | およそ1億年前(恐竜時代)に起源を持つ、シロアリ目の虫を内包した、ミャンマー産琥珀(Amber) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 本体2.6cm×1.3cm×0.5cm |
商品解説 | およそ1億年前(恐竜時代)に起源を持つ、シロアリ目の虫を内包した、ミャンマー産琥珀(Amber) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。