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白亜紀後期の一風変わったアンモナイトの仲間、米国モンタナ州産バキュリテス(Baculites)の化石/【ot2995】
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こちらはアンモナイトの仲間、バキュリテスの化石です。白亜紀後期の海中に棲息していました。通常、アンモナイトの仲間の殻は渦を巻いていますが、バキュリテスは直線的な殻を持ち、いわゆる異常巻きの一種として考えられています。
表面には縫合線が保存されています。縫合線とは殻の表層の骨格が露出したものです。バキュリテスの縫合線は芸術的に美しく、”菊葉模様”と言われます。
縫合線をアップで撮影。古生代の古いアンモナイトの仲間であるゴニアタイトの縫合線と比較すると、非常に複雑です。骨格が時代とともに複雑化していったことが分かります。
バキュリテスは正常巻きのアンモナイトと比較すると数が少なく化石の採集量も限られています。
反対側を撮影。こちらにも美しい縫合線が露出しています。
側面を撮影。内部は本来空洞ですが長い堆積期間中に珪酸塩鉱物が充填されています。
最大部6センチ強。なかなか立派な標本です。
100円玉との比較。付属のスタンドを使って展示してみました。
商品スペック
商品ID | ot2995 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 白亜紀後期の一風変わったアンモナイトの仲間、米国モンタナ州産バキュリテス(Baculites)の化石 |
産地 | Montana, U.S.A. |
サイズ | 6.1cm×4.1cm×厚1.7cm |
商品解説 | 白亜紀後期の一風変わったアンモナイトの仲間、米国モンタナ州産バキュリテス(Baculites)の化石。Bearpaw Formation |
バキュリテスとは?
バキュリテスは、アンモナイトなどと同じ頭足類ですが、オウムガイに近縁の種です。アンモナイトといえば、平巻き型を想像しますが、バキュリテスは真っ直ぐに伸びた形をしています。古生代のオルソセラス(直角貝) と似た形をしていますが、バキュリテスは中生代の最後の時代、白亜紀の後期の海に生息していた頭足類で、オルソセラスよりも、後の時代になって現れました。 幼体の段階では、巻きながら成長するため、先だけわずかに平巻き型で、それ以降は真っ直ぐ伸びた、面白い形をしています。