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背を向けて眠れない、誠にありがたき存在、およそ17億年前、地球に大量の酸素を生み出した、先カンブリア時代のストロマトライト、コレニア・シンドリカ(Collenia cylindrica)/【ot2978】
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こちらは太古の地球に大量の酸素を供給してくださった、誠にありがたい存在、コレニア・シンドリカ(Collenia cylindrica)です。なんと17億年前の地層より発見、採集された、とんでもなく古い岩石です。17億年前というと、まだ生物らしい生物は存在せず、地球上にバクテリア・藻類が誕生した頃です。詳しくはコラム「地球のタイムスケール」を御覧ください。「原生代」の部分です。
コレニア・シンドリカはまさに、その藻類が活動した履歴が化石化したものです。一般にはストロマトライトとして知られています。そのうち赤い石灰岩質の標本がコレニアと呼ばれます。
藻類であるシアノバクテリアは光合成を繰り返し酸素を生み出しますが、その過程で円柱状のコロニーを形成します。この層模様はコロニーによるものです。
よくみると、あらゆる箇所にこの層模様が現れています。
このシアノバクテリアの活躍により地球上に大量の酸素が生まれ、大気の組成が徐々に変化していったと考えられます。好気性生物の誕生の土台を作ったと言えます。
こちらは裏面です。研磨はされていません。
表側は極めて丁寧に磨き上げられ光沢を有します。
円環模様が至るところで観察されます。ザ・ストロマトライト。
ほぼ20センチ四方にカットされています。化石標本としてはもちろん、インテリアとしておすすめできる、誠にありがたい存在、コレニア・シンドリカです。
商品スペック
商品ID | ot2978 |
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年代 | 先カンブリア時代(46億年 -- 5億4200万年前) |
学名 | 背を向けて眠れない、誠にありがたき存在、およそ17億年前、地球に大量の酸素を生み出した、先カンブリア時代のストロマトライト、コレニア・シンドリカ(Collenia cylindrica) |
産地 | 中国 |
サイズ | 19.9cm×19.9cm×厚1.8cm |
商品解説 | 背を向けて眠れない、誠にありがたき存在、およそ17億年前、地球に大量の酸素を生み出した、先カンブリア時代のストロマトライト、コレニア・シンドリカ(Collenia cylindrica) |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or