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まっすぐな殻を持つ頭足類の仲間、オルソセラス(Orthoceras)の化石/【ot2829】
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こちらは古生代デボン紀を代表する頭足類の一つ、オルソセラスです。オルソとは直角、つまり「まっすぐ」を意味しています。その名の通り、同じく頭足類のアンモナイトとは違って、まっすぐの殻を持っていました。
アンモナイトの殻と同じく、内部は複数の部屋に分かれていました。
殻の内部にまっすぐ通っている管のようなものは、おそらく連室細管(れんしつさいかん)でしょう。頭足類の殻には小部屋を貫く1本の管がありました。
明瞭に別れた小部屋。小部屋を別つラインは隔壁(かくへき)と言います。
母岩ともども丁寧に磨いていて、美しい光沢が備わっています。
長いところを計測して64ミリ。
どこに展示してもきれいに収まるサイズです。
裏面はご覧のようにラフではありませんが、安定するようにカットされています。
100円玉との比較。
商品スペック
商品ID | ot2829 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | まっすぐな殻を持つ頭足類の仲間、オルソセラス(Orthoceras)の化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体6.4cm 母岩含め全体8.8cm×5cm×1.6cm |
商品解説 | まっすぐな殻を持つ頭足類の仲間、オルソセラス(Orthoceras)の化石 |
オルソセラスとは?
オルソセラスは古生代シルル紀から中生代三畳紀までのあいだ、世界中の海に分布していた頭足類の仲間である。
現在では絶滅している。頭足類としては現在では、たこやいかが存在しているが、中生代末期まで存在していたアンモナイトも同じ頭足類の仲間である。
オルソセラスは頭足類のなかでも古いタイプのグループとして知られ、よく知られているアンモナイトよりも古い時代から地球上の海に生息していた。
大型のものでは体長数メートルに達し、食物連鎖の上位に位置していたと考えられる。同時期に海に存在していた三葉虫を補食していた可能性も十分にある。