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21.5cmの長さを誇る、エレガントで大ぶりなウミユリ(Scyphocrinus elegans)プレート標本/【ot269】
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長さ21.5cm、最大幅15cmもある、大ぶりなウミユリプレート化石が登場です!優雅の極み!
この保存状態をごらんください。ウミユリは、触手、がく、茎の3つで構成されています。がく部分が、ここまで鮮明に保存されております。
触手部分との境目。この部分はご覧のように、骨格が小さな節によって構成されています。よって、非常に脆く、化石になる前にばらばらになりやすい、といった特徴をもちます。
割合、ウミユリの「茎だけ」とか、「がくだけ」が保存された標本は見つかるのですが、1個体がこれほど状態を保って発見される例が少ないのです。
ほら、右側に「茎だけ」標本が見つかりました。これでも、バラバラ事件になっておらず、1本のままで保存されていますから素晴らしいのですが。。。
こういった、背景となる茎があると、むしろ中央の1個体が映えるというものです。中央花びらのような標本の大きさは、成人の手の平を広げたほどもあります。
横向きにしても、もちろんOK。
立体感のある標本ですから、躍動感が感じられますよ。
横向きで反対向きにしてみました。う~ん、どの向きでも絵になりますね。
この左下の部分、注目ですよ。茎が重なって凹凸感が非常に感じられる箇所です。触れると、茎の細やかな刻みが指に伝わり、最高です。
「ウミユリ」は、「ユリ」という響きから、植物のように思われがちですが、触手部分(先端部分)で海中のプランクトンを捕らえて食べていた棘皮(きょくひ)動物とよばれる生き物です。
棘皮(きょくひ)動物というのは、ウニやヒトデとおなじグループに属し、体の構造が5の数字で構成されている特徴をもちます。
ウニやヒトデの形は確かに五角形ですね。ウミユリが五角形の構成で成り立っているのは、触手の根元です。根元をカットすると、断面が五角形の形をしています。
波に揺れているかのごとく、優美な曲線を描いて化石となっています。
このあたりの凹凸感も見逃せません。触手部分の付け根がぐぐっと前に盛り上がって立体的構造を有しています。
ちょっとグロテスクにさえ感じるこの触手。一つひとつの節がここまで保存されています。
海にゆりの花があるかのごとく存在したので「ウミユリ」と命名。名前からして優美です。眺めていたら、心穏やかになりそうな標本でしょう。
モロッコの海が育んだ4億年以上前のプレート標本。化石でもあり、アーティスティックな面ものぞかせる、芸術作品のような標本です。
商品スペック
商品ID | ot269 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | 21.5cmの長さを誇る、エレガントで大ぶりなウミユリ(Scyphocrinus elegans)プレート標本 |
産地 | Morocco |
サイズ | ウミユリ本体最大長さ 21.5cm 最大幅 15cm / 母岩 18.5㎝×25cm×1㎝ |
商品解説 | ウミユリの標本としては大ぶりの21.5cmの長さをもつ保存状態の非常に良いプレート化石です。4億年前のモロッコの海を感じられる、美しい優雅な標本です。 |
ウミユリとは?
ウミユリ(海百合)は植物ではありません!
「ユリ」の名前がついているために植物だと思われがちですが、実際はヒトデやウニと同じ棘皮(きょひ)動物の仲間です。各国の海(深海)に棲み、体長は35~50cm。
棘皮動物とはechinoderm というギリシャ語由来のラテン語を直訳したもので、 echinoderm とは echinos (ハリネズミ)のような derma (皮)を持つものという意味です。
さまざまなユミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)は生きた化石
ウミユリ(海百合)は、オウムガイ、シーラカンス、ラブカ、カブトガニ、アロワナなどと同様に生きている化石として大変有名です。
現生のウミユリ 画像「ウミユリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ウミユリ(海百合)の特徴のその腕
ウミユリは根や茎のように見える支持体と、花弁のような腕を持っています。長く伸びたその腕で海中のプランクトンなどを捕らえ、餌としています。
ウミユリ(海百合)の化石は希少で価値が高い
ウミユリの化石が多く見つかるのは、約2億5000万年前の地層である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。