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一期一会のレアもの!大型草食恐竜ハドロサウルスの脊椎骨化石/【ot266】
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まるで、パイプのようなこの化石、一体何だと思いますか?なんと、ハドロサウルスの脊椎骨の化石です。超レア化石の登場です!
人間との比較。ハドロサウルスは、北アメリカのニュージャージー州で初めて発見された大型草食恐竜です。大きさは7~10mといいますから、バスのサイズが歩いているようなものです。その、ハドロサウルスの脊椎骨(背中にある骨)が、本標本です。
大きな骨がそのまま残っています。
最大サイズの幅は27.5cm 、奥行7cm、高さ17cmの骨です。デカい!そして相当レアです。
棘突起の部分。この部分が保存されていたとは・・・。
非常に長い棘突起です。ここだけで長さ約19cmあります。
写真中央、背中側に突き出している2本の羽根のような部分、お分かりいただけますか?
ここです。突起です。
いい保存状態です。
表面の質感。凹凸があり、触ると、ざらざらしている部分とつるつるしている部分があります。
まるで茶碗蒸しの「す」が立ったような状態の穴が、表面に現れています。ご覧いただけるでしょうか。非常に生々しいです。
ハドロサウルスは、8000万年~7400万年前の白亜紀当時、最も繁栄したカモノハシ竜でした。10mもあろうかという巨体を、できるだけ軽量化するため、骨にはこのような空洞化がなされた模様です。
これが背骨1つだと思うと、やはり大きいなあと感じます。大きさの割に、意外や意外、軽いんです。かなり中が空洞化しているのではないかと推察されます。
ハドロサウルスは、そのユニークな体型が人気のカモノハシ恐竜とよばれている認知度の高い恐竜です。もうひとつ、彼らは恐竜発見の歴史において、重要な位置を占めています。実はあまり知られていないのですが、ハドロサウルスは、北アメリカで最初に学名がついた恐竜なのです。
アメリカのニュージャージー州で、部分骨格が1838年に発見され、約20年間かけて発掘が行われた結果、1858年に古生物学者J・ライディによって「ハドロサウルス」という名前がつけられます。次に入荷できる予測がつかない、一期一会となるであろう、非常に珍しい脊椎骨化石です。大型恐竜ファンの方に。
商品スペック
商品ID | ot266 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 一期一会のレアもの!大型草食恐竜ハドロサウルスの脊椎骨化石 |
産地 | アメリカ・ヘルクリーク累層 |
サイズ | 本体 27.5cm x 7cm x 17cm |
商品解説 | 一期一会のレアもの!大型草食恐竜ハドロサウルスの脊椎骨化石が化石セブンに登場です。 本標本は、白亜紀後期、北アメリカ大陸に生息した、大型草食恐竜、ハドロサウルスの脊椎骨化石です。 背中に通っていた大きな背骨に、棘突起がしっかりと残っている非常に珍しい標本です。 脊椎の中でも、尾椎に近いほうの骨だと考えられています。 ハドロサウルスは、北アメリカではじめて学名がついた恐竜としても有名で、発見場所のニュージャージー州では、州の恐竜として認定されています。 大きい割に、軽く感じる骨の重量感のギャップをお楽しみください。 |
ハドロサウルスとは?
ウロコあり、クチバシありのユニーク恐竜、ハドロサウルス
ハドロサウルス(Hadrosaurus)は、約6500万年前の中生代白亜紀後期といわれる時代、アメリカやカナダに生息した大型草食恐竜です。
鳥脚類ハドロサウルス科に分類され、全長は7~10メートルで、非常に大きく頑丈なつくりをしていました。
名前の由来もは、見た目どおりで「がんじょうなトカゲ」。
カモのような平たいくちばしをもち、皮膚は細かいウロコで覆われている恐竜です。
ハドロサウルス科の恐竜には、パラサウロロフス、エドモントサウルス、マイアサウラなどがいます。
アメリカ、ニュージャージー州のヒーロー!?ハドロサウルス
ハドロサウルスは、そのユニークな体型が人気のカモノハシ恐竜とよばれている認知度の高い恐竜ですが、実は、恐竜の歴史的にも非常に重要な位置を占める恐竜でもあります。
それというのも、ハドロサウルスは、北アメリカで最初に学名がついた恐竜だからです。
アメリカのニュージャージー州で、恐竜の部分的な骨格が1838年に発見されます。
約20年間かけて発掘が行われた結果、1858年に古生物学者J・ライディによって「ハドロサウルス」という名前がつけられます。
多種多様な恐竜が発掘されているアメリカにおいて、最初に学名がついたのが、ハドロサウルスなのです。
1991年には、ニュージャージー州が、ハドロサウルスを公式な州の恐竜として認定しました。
謎が多かった恐竜、ハドロサウルス
ハドロサウルスは平らな角質のくちばしをもつカモノハシ竜とよばれる草食恐竜です。
19世紀中盤、北米で発見されるものの、部分的な化石しかなく、謎の多い恐竜でした。
140年後の1999年、当時17歳の高校生が一部の化石を発見し、2006年には全身化石が発掘されると次々と謎が明らかになったのです。
あのティラノサウルスから逃げ切る速さを持つ!?
ハドロサウルスは平らな角質のくちばしをもつカモノハシ竜とよばれる草食恐竜です。
ハドロサウルスは何と時速45キロで移動していたようです。当時最強といわれたティラノサウルス(時速30キロ程度)をはるかに上回る「逃げ切りタイプ」のすばしっこい恐竜でした。
体の表面にウロコがあったって本当?
本当です。ハドロサウルスの皮膚には体の表面に細かいウロコを備えています。このウロコは、敵から身を守る保護色に役立ったようです。皮膚は化石になりにくいため、恐竜皮膚化石はほとんど見つからない非常に稀少なものですが、ハドロサウルスは硬いウロコで覆われていたため、皮膚化石として発見されるものもあり、その点でも有名な恐竜です。
歯がとにかく頑丈!デンタルバッテリーで植物を噛み砕く!
デンタルバッテリーとは、束のようになってびっしりと並んだ小さな歯のことをいいます。我々ヒトの歯は、一生に一度しかはえかわりません。でも、恐竜の歯は歯の生えている骨の内部にいつくもの新しい歯を備えていて、古くなったら生え変わっていました。ハドロサウルスは植物を食べる草食恐竜ですが、その歯は1つの板状になっていて、硬い植物で歯がすり減ると、すぐに次の歯が入れ替っていたのです。デンタルバッテリーとは、歯の集まったものという意味で使われています。私たちは歯のケアを怠ると、二度と生えてこないので入れ歯をしたり、インプラントをしたり大変です。恐竜たちがうらやましい限りです。恐竜たちは歯磨きをしなくても全く問題なかったというわけです。
日本の恐竜とつながりがある!?ハドロサウルス
日本ではじめて恐竜の化石が発見されたのは1978年のことですが、正確にいうと「日本列島で初めて」という注釈がつきます。実は1934年にサハリン島とよばれる、北海道より北側の大きな島から恐竜の化石が見つかっています。その名も「ニッポノサウルス」。ニッポノサウルスは、鳥脚類ハドロサウルス科の仲間で、歯はなく、クチバシと小さなトサカが特徴の恐竜です。全長約4メートル、体重約1トンの恐竜で、約8000万年前の白亜紀後期に生息していました。現在ロシアが統治しているサハリン島は、樺太として、1905年から1946年まで日本の領地でした。この恐竜が発見されたのは1934年、つまり当時は日本領だったために、「サハリンの日本のトカゲ」という意味の「ニッポノサウルス・サハリネンシス」という名前がついたのです。ニッポノサウルスは北海道帝国大学(今の北海道大学)の教授による、初めて日本人によって研究、記載された恐竜でした。ですが、ロシアとの領土問題をめぐり、現在ではニッポノサウルスを「日本初の恐竜です!」と純粋に宣言するには至らない状況となっているようです。いずれにせよ、ユーラシア大陸の東方で約8000万年前に恐竜が存在したという事実は変わりません。