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内部の構造まるわかり!頭足類の仲間、オルソセラス(Orthoceras)のマルチプレート化石。/【ot2542】
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古生代デボン紀の頭足類、オルソセラスをご紹介します。こちらは、複数体のオルソセラスが見られる、マルチプレート標本です。
オルソセラスは恐竜が出現する遥か前の時代、古生代のオルドビス期の海に出現し、恐竜が台頭してきた中生代には絶滅しています。現代では、こうして化石でしか見ることができません。こちらは、殻部分が化石化したものです。アンモナイト同様、中の軟体部は化石として残らないのです。
オルソセラスは一般的に円錐形をしています(一部、種類によって例外あり)。殻の構造を見ると、建物の部屋が積み上がる様に、何層も重なった仕切り部屋が見えますね。オルソセラスは水中生物なのですが、水の中を自在に浮遊できるような機能を体に持っています。この仕切り部屋には、液体およびガスが充填されて、この比率を変えることで浮力を得ていました。加えて、殻の真ん中を縦に走るラインにもご注目ください。これを連室細管(れんしつさいかん)と言います。連室細管は各部屋を一本に貫いていますね。各部屋の液体とガスの置き換えは、この連室細管を通して行っていて、この管の分だけ、液体が通過できる構造になっていたようです。
ちなみに、各部屋を横に区切っている壁のようなラインは、隔壁(かくへき)と呼ばれます。オルソセラスは、円錐形の殻をだんだん付け足して成長していく生き物ですが、成長の度に隔壁で部屋を仕切りながらだんだん太く、大きくなっていました。
一番下の部分が最も成長した箇所です。成長した殻の石灰化が十分進むまでは、仕切った隔壁の壁の間は海水に近い液体を蓄えておき、石灰化が十分進んだら、徐々に部屋をガスに置き換えていたとされています。
こうして殻の構造とともに化石を見ていると、浮力を得るための工夫が随所にあって興味深い。
こちらは裏側。ポリッシュはされていませんが、やはり複数体のオルソセラスが確認できます。
古生代の代表的な生物、オルソセラス化石のマルチプレート標本。スタンドを使っての展示をおすすめいたします。
商品スペック
商品ID | ot2542 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 内部の構造まるわかり!頭足類の仲間、オルソセラス(Orthoceras)のマルチプレート化石。 |
産地 | Morocco |
サイズ | 7.4cm×4.3cm×厚1.4cm |
商品解説 | 内部の構造まるわかり!頭足類の仲間、オルソセラス(Orthoceras)のマルチプレート化石。 |
この商品を購入されたお客様のお声
恐竜や化石が大好きな息子はいつもこちらのサイトをチェックしています。今回はお年玉の残りでオルソセラスがほしい!とのことで、息子の代わりに私が注文しました。アンモナイトや歯化石やその他....に続き、またふえた息子の化石コレクション。手に取りながら、とても嬉しそうにしている姿は、印象的でした。
北海道/男性
オルソセラスとは?
オルソセラスは古生代シルル紀から中生代三畳紀までのあいだ、世界中の海に分布していた頭足類の仲間である。
現在では絶滅している。頭足類としては現在では、たこやいかが存在しているが、中生代末期まで存在していたアンモナイトも同じ頭足類の仲間である。
オルソセラスは頭足類のなかでも古いタイプのグループとして知られ、よく知られているアンモナイトよりも古い時代から地球上の海に生息していた。
大型のものでは体長数メートルに達し、食物連鎖の上位に位置していたと考えられる。同時期に海に存在していた三葉虫を補食していた可能性も十分にある。