- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 針葉樹の樹脂
- 琥珀の化石販売
- 恐竜の鳴き声が聞こえる?基質の透明度高し!丸っこい虫や植物片を含む、極めて古い琥珀、バーマイト(Burmite)
恐竜の鳴き声が聞こえる?基質の透明度高し!丸っこい虫や植物片を含む、極めて古い琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot2384】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
こちら非常に希少な白亜紀の琥珀、バーマイトです。バーマイトは、ビルマ琥珀のことで、世界中の琥珀産地の中でもとりわけ古い時代の琥珀として知られています。
バーマイトは非常に古い1億年前の琥珀でありながら、中には透明度が高い個体があります。こちらの個体はまさにそれで、光を当てると基質が美しき透き通ります。と同時に、内包物がシルエットとして浮かび上がります。
内部には丸い虫が内包されています。また植物片と思しき物体が多数内包されています。ぜひ、ルーペで御覧ください。遠目で肉眼で見ているのとは全く違う世界が広がっています。
1億年前の琥珀という表現は正しいようで、正確ではないかもしれません。というのは、琥珀というのは長年かけてできあがるものであり、もとは針葉樹の樹液であるからです。野球のピッチャーなどが使用するロジンバックをご存知でしょうか。ロジンバックの主成分は炭酸マグネシウムと松脂が混ざったものです。松脂は針葉樹(松)の樹液を主成分とするものになります。
樹液は樹皮が傷つくと、それを修復するために内部から染み出してきます。人間の血液に含まれる血小板のようなもので、傷を埋めて固める機能があります。それが固まったものが樹脂です。樹脂になる段階で、その当時、棲息していた虫や植物片を取り込むことがあります。その後、土中に埋没し、途方も無く長い年月をかけて固化していき、このような琥珀になったのです。より若い100万年以下の年月しか経過していない(といっても、膨大な時間ではありますが・・・)樹脂の化石をコーパルと言います。
繰り返しになりますが、バーマイトはおよそ1億年という、非常に古い琥珀です。1億年前といえば、大地を恐竜が闊歩していた時代です。海中には現世には存在しない巨大な海生爬虫類が遊泳していました。
このバーマイトはそんな時代に生えていた針葉樹の樹脂に起源を持っていました。
基質の透明度は大変良好で、内部には丸っこい虫や植物片を含んでいます。ぜひルーペでじっくりとご覧いただきたい標本です。
商品スペック
商品ID | ot2384 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 恐竜の鳴き声が聞こえる?基質の透明度高し!丸っこい虫や植物片を含む、極めて古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.8cm×1.5cm×厚0.8cm |
商品解説 | 恐竜の鳴き声が聞こえる?基質の透明度高し!丸っこい虫や植物片を含む、極めて古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。