6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber) 化石 販売

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6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)/【ot227】

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)/新生代第三紀(6600万 -- 260万年前)【ot227】

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6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その1)

6㎜の蜘蛛とともに、3650~5300万年前の空気や、雄花の化石が詰まったリトアニア産の琥珀が登場です!

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その2)

本標本は、世界の琥珀で最も産出量の多いとされる?、バルティック琥珀の代表のような標本です。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その3)

3つのすばらしい点にご注目ください。まず1点目は蜘蛛が含まれているという点。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その4)

折りたたまれた脚がもがいているかのような様子を感じさせます。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その5)

二点目はバルティック産特有の、「星状毛」とよばれる小さな毛の塊が全面に観察できることです。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その6)

これらは、木の雄花の化石と推定されます。花を咲かせるものが内包されているところをみると、この樹脂は春から夏にかけて流れ出たと考えられます。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その7)

そして3点目は大きな気泡がたくさん見られること。古代の空気が入っているという、大変ロマンチックな琥珀です。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その8)

右側の気泡。いいですね。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その9)

蜘蛛を取り囲むようにひょろひょろした模様がたくさんあるのは、傷ではありません。これが、雄花の化石とされるもののようです。非常にユニークな模様を演出しています。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その10)
6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その11)

サイズは、?大人の指の関節2本分に収まるくらいの大きさ。横幅が結構ありますから、サイズ重視の方も満足できるでしょう。なにしろ、形がいいですね。

6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)(その12)

3拍子そろった、バルティック琥珀、蜘蛛入りのご紹介でした。蜘蛛だけでもすごいのですが、他も見どころ満載なので、飽きることなく見続けてしまうこと間違いなしです。ルーペは必須です。

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商品スペック

商品ID ot227
年代 新生代第三紀(6600万 -- 260万年前)
学名 6mm蜘蛛入り!!バルト海リトアニア産琥珀(Amber)
産地 Baltic Sea, Lithuania
サイズ 本体 約3.2cm×1.8cm×0.5cm
商品解説 新生代第三始新世(約3650~5300万年前)の蜘蛛入りバルト海産の琥珀が登場です。

気泡をたくさん含んだ美しい琥珀の中に、リトアニアの蜘蛛が内包されている琥珀です。
 
本標本は、西ヨーロッパ諸国で多く出回り、世界で最も琥珀が産出されるバルト海沿岸の地域の、リトアニアの地層から産出されたものです。(その他バルト海沿岸地域は、ドイツ・ロシア・デンマーク・ポーランドなどがあげられます。)

本標本は約6㎜の蜘蛛が見られる大変希少性の高いひょ本です。
同時に、バルティック琥珀に特徴である、放射線状の形をした毛を多く含んでいます。

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

この商品を購入されたお客様のお声

大人となった今、またこういう世界に興味が湧いてきました。

先日、琥珀届きました。正直、私が小学生ぐらいの時には化石や琥珀といったものに興味はありましたが、知識はあまりなく、年齢を重ねるにつれだんだん興味が薄れていきました。今回、なんとなくネットで調べていたら偶然この琥珀に出会い、一目惚れして初めてこういうものを購入してしまいました。私にとって、決して安い買い物ではありませんでしたが、部屋に飾って置いてみると値段以上のものを感じるような気がします。古代のロマンとでもいうのでしょうか…一人でルーペを使って見てみるとにやけてきます(笑)大人となった今、またこういう世界に興味が湧いてきました。

神奈川県/男性

琥珀 / こはく/ Amberとは?

10分で学べる琥珀の教科書、琥珀バイブル

琥珀(こはく)って何?

琥珀(こはく)は、樹脂(じゅし)とよばれるものが長い時間をかけて化石になったものです。では樹脂とは何か?樹脂は樹液(じゅえき)が木の外に出たときに固まったものです。樹液とは、木の中心部分で作られ、栄養物を運ぶ液体です。この樹液、木の皮が裂けたりして中身がむきだしになった際に、木を守ろうとしてネバネバとした液体となって出てきます。ネバネバ状の液体であるのは、木から病気の元となる物質を入れないようにしたり、虫たちが木の中に入ってくるのを避けるようにするためです。ちょうど、みなさんが擦り傷を作ったときに、傷口に軟膏をぬったり、消毒液をかけて皮膚の健康を守るのと似ていますね。まとめると、次の通りです。樹液が樹皮からにじみ出て、硬くなったものが樹脂です。木の皮が避けたり、枝が折れたりして出てきた樹脂が、地面に落ちます。土にだんだん樹脂がたまっていき、ある地層の中で数百万年、数千万年の間にじっくり化石化すると琥珀になるというわけです。

琥珀の内部

画像「琥珀」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org

琥珀は何色?

琥珀の色はさまざまですが、透明で黄褐色の色が多く見られます。琥珀の中にはオレンジがかったもの、緑色のもの、透き通っていないものなど、産地によってさまざまです。純色でいう琥珀色とは、黄色と橙色の中間色をさしています。ちょうど琥珀飴のような、透き通った黄色がかった色が琥珀の代表的な色です。琥珀の構造は、炭素が79%、酸素が11%、水素が10%、そして硫黄を少し含んでいます。

琥珀

画像「琥珀」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org

どうして琥珀の中から虫がみつかるの?

琥珀は、樹の樹脂が固まって化石化したものです。しばしば、琥珀の中から、昆虫や植物が見つかるのは、樹脂が土の上に流れ落ちる際に、虫やその他の生き物たちが一緒に取り込まれてそのまま化石となるからです。琥珀の中に閉じ込められた虫たちは、非常によい状態で保存されるので、触覚や羽などが生きた当時のまま見ることができるものもあります。昆虫や植物が入った琥珀は、まさにその時代を閉じ込めたタイムカプセルのようなもので、「虫入り琥珀」と呼ばれています。虫入り琥珀は世界中のコレクターからも人気が高く、かなりの高値で取引されます。

琥珀の中間地点は「コーパル」!?

琥珀の元樹脂は、油の成分やアルコール、そして酸によって構成されています。また没薬(もつやく)とも呼ばれるミルラ、乳香(にゅうこう)といった、においを放つ物質をもっています。これらの成分は揮発性(きはつせい)物質と呼ばれています。揮発性物質というのはかんたんに蒸発しやすい物質のことで、樹脂から気体となって抜け出てしまいます。そうするうちに、樹脂を作っている分子同士は互いに手をつなぎ結合して、より大きな分子になっていき、重合体(ポリマー)とよばれる大きな有機化合物へと姿を変えていきます。こうやってどんどん硬くなっていったものが「コーパル(copal)」とよばれる物質です。コーパルはメキシコ語の「コパリ(copalli)」が語源で、「樹脂」を意味する言葉です。コーパルも、もちろん化石に他なりませんが、比較的若い樹脂化石といったところで、分子同士の結合がまだ弱く、揮発性の成分が少し残っています。物理的にはまだ不安定で、熱にも150℃くらいで溶けるのがコーパルの特徴です。その後、コーパルが揮発性の成分をとことん失って、分子同士がより強く結合したら、やっと琥珀となるのです。琥珀には揮発成分は全くないので、それ以上変化するということはありません。

琥珀になるまでに必要とする時間

樹脂が美しい琥珀になるまでには一体どのくらいの時間がかかるのでしょうか?さまざまな研究者の意見が分かれるところですが、およそ数百万年から数千万年の長い月日をかけて形成されると考えられています。半化石状態、琥珀一歩手前のコーパルでは、もう少し短い期間で形成されます。最近では、樹脂が琥珀となるまでには時間の長さ以外に、地層の体積物がどういう成分であったか、温度や圧力などの兼ね合いなどがとても重要だということがわかってきました。

琥珀の名前いろいろ

琥珀の漢字に充てられている「琥」という文字に虎という字が入っているのはその色からきています。中国では、虎が死んだ後、魂が石になって琥珀となると考えられてきたのです。琥珀は英語名で「アンバー(Amber)」といいます。これは、古代アラビア語の「アンバール」から由来するもので、「海にただようもの」という意味があります。実際、琥珀の比重は1.04~1.10で、比重1.0の水と比べると少しだけ重いのですが、琥珀の中には気胞を含むものもあるので、その場合は水中に漂います。

琥珀の産地

琥珀は樹の樹脂が化石化したものですから、世界中で産出します。でも、埋蔵量は少なく、質が高いものがとれるのはごくわずかです。宝石や化石として商業的に利用できる産地はある程度限られてきます。最も有名な産地はバルト海沿岸とドミニカ共和国、そしてポーランドやロシアです。世界の85%の琥珀はポーランドのグダンスク沿岸とロシアのカリーニングラード州地域から産出しているといわれています。他にはミャンマーやメキシコ、カナダ、メキシコ、日本等も琥珀の産地です。日本の産地は岩手県久慈市や千葉県銚子市が有名です。これら2県の琥珀は白亜紀の地層から見つかります。

プロシア王の琥珀部屋

画像「琥珀」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org プロシア王の琥珀部屋

琥珀の利用法

琥珀は色が綺麗、軽い、柔らかいといった理由から、ペンダントや指輪、ネックレスなど宝石装飾品として昔から人々に利用されてきました。北海道で出土した琥珀の玉は約2万年前のもので、アジア最古の出土例として有名です。人類が最初に利用した宝石が琥珀ではないかともされています。琥珀は、文字を使用する前の時代(先史時代)には、外敵をまもる目的で身につける魔除けの装身具として利用されていました。中世にはキリスト教の数珠にあたるロザリオや、祭壇の装飾にも頻繁に使われていました。日常的なものとしては、サイコロや羽ペンホルダー、パイプの柄やカップ、ゲーム盤などにも多岐に渡って利用されたようです。琥珀のチェス駒なんて、とても贅沢な感じですね。

ハエの触角で琥珀かコーパルかがわかる!?

琥珀とよく間違えやすいものとしてコーパルがあります。コーパルもれっきとした化石なのですが、2者の違いは、比較的年が若いものがコーパル、完全に化石化したものが琥珀です。(別コラムに記載)これらを見分けることは大変難しいとされていますが、見分ける方法がいくつかあります。もし中に昆虫が入っていたら、しかもハエが入っていたらとてもラッキーです。なぜならハエの触角によって琥珀かコーパルかが見分けられる可能性があるからです。琥珀の中には、長い触角をもったハエが多く見られるのですが、短い触角はまれにしか見られません。逆に、短い触角のハエはコーパルからよく発見されます。また、標本にアルコールをつけてみてもその違いが現れます。アルコールはエタノールなどがよいでしょう。コーパルは揮発性の成分が含まれるので、アルコールと反応してねばねばするのです。一方、揮発成分が全くない琥珀は、ねばねばせず、表面はつるつるを保ったままです。

琥珀の本物とニセモノの見分け方

美しい樹脂からできた化石、琥珀。琥珀は肌になじみやすく、古くから人類が珍重してきた人気ある化石です。主には、装飾品としても使われてきましたが、多くのニセモノが出回っている事実があります。琥珀が本物かニセモノであるかは、簡単にテストすることができます。主には4つの方法があります。1つ目は、アルコールをつけてみること。ねばねばすれば、それはコーパルです。2つ目は、飽和食塩水を作って、浮くかどうか試してみること。琥珀、コーパル、スチレン樹脂でできたものは浮きますが、ガラスやプラスチック、セルロイド、カゼイン、フェノール樹脂等でできたものは沈みます。3つ目は熱した針金を標本に当ててみること。琥珀なら刺すような強い樹脂のにおい、コーパルなら少し甘酸っぱい樹脂のにおいがします。一方、人工的なものからできたものはプラスチックのような刺激的なにおいがします。最後の4つ目は少し原始的な方法ですが、傷をつけてみることです。ガラス製なら傷がつきません。ガラスは硬い物質だからです。他の物質なら傷がつきます。ぜったいとは言い切れませんが、このようにして、本物とニセモノを見分ける方法があります。

古い琥珀がみつかるイギリス地方

ワイト島という名前の島をごぞんじでしょうか。ワイト島はイギリス本土(グレートブリテン島)から狭い海峡を経た南方に位置する島です。この島は白亜紀前期の最も古い虫入り琥珀がでることで有名です。何と1億3000万年も前の虫が琥珀のなかに存在するのです。ワイト島の琥珀はどちらかというと褐色で、黄色い透明なうず模様があるものが見られます。この島の琥珀からは、昆虫や黄鉄鉱、また植物の一部が多く含まれています。これより古いとなると、イギリスの本土、南東部に位置するイースト・サセックスのヘイスティングという地が有名です。ここからは、約1億4000万年前の琥珀が見つかっています。こちらは昆虫は内包していません。

あの有名人が発見!ドミニカ産琥珀

カリブ海に浮かぶ西インド諸島の中に、グレート・アンチル諸島という島々があります。この中の1つにエスパニョーラ島という、世界の島の中で23番目に大きい島があります。この島の2/3の面積がドミニカ共和国です。ドミニカ共和国はヨーロッパのバルティック琥珀とならび、世界でも有数の琥珀産地です。ドミニカの琥珀を最初に発見した人物をご存知でしょうか?それは、クリストファー・コロンブスです。コロンブスといえばあの大航海時代の探検家で、はじめてアメリカ大陸を発見した人物として有名です。彼がこの島に降り立ったのは、今から500年以上前の1492年です。それから月日は流れ、ドミニカ産の琥珀が世界的に注目を浴びるようになったのは、1960年頃のことでした。

ドミニカ産の琥珀の特徴

ドミニカ産琥珀は、ほとんどのものが透明で、さまざまな色があります。黄色やオレンジ色に近い色が多く、緑や青色を帯びているものも中にはあます。その美しさから宝石として加工されることも多く、虫入りの琥珀も人気があります。ドミニカの琥珀の中に閉じ込められている昆虫は、バルティック琥珀のものより豊富な種類が存在するといわれています。研究者によると、バルティック地に住む昆虫は約1万種、ドミニカで発見される種は約2万種いるのではないかとされています。なぜなら、ドミニカの地は熱帯のサバナ気候に属しているのでさまざまな種が繁栄しやすいと考えられるからです。ただし、中に入っている昆虫で現在わかっている種類に関しては、バルティック産のほうが多く、約5000種の昆虫が同定できています。これに対し、ドミニカ産の昆虫はまだ100種くらいしか同定されていません。この理由は、ドミニカ産琥珀の研究が、たった数十年前から始まったことに起因しています。今後、研究が進むと、虫の種類ももっと明らかになっていくことでしょう。

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