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触角まで保存された恐竜時代のラクダムシ類を内包!白亜紀のビルマ琥珀(Burmite)/【ot2241】
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こちら恐竜時代の琥珀として知られる、ビルマ琥珀です。バーマイト、あるいはビルマイトなどと呼ばれます。ご覧のように羽虫が内包されています。
かなり分離が進んで入るものの、はっきりと虫と認識できる大変良好な保存状態を維持しています。
翅脈や腹部まではっきりと分かる保存状態。ビルマ琥珀は、その名の通り、ビルマ(現ミャンマー)で採集される、非常に古い琥珀です。恐竜時代の琥珀と言われるように、およそ1億年前の地層から採集されることで知られています。
むろん、そこに保存されている内包物もその時代のものと言えます。
ビルマ琥珀は以前は、もっと新しい若い時代の琥珀だと考えられていました。詳細に研究が行われていなかったのです。最近になって、ロンドン自然史博物館にある巨大な標本を調べたところ、白亜紀にしか存在しないと思しき植物片が発見され、非常に古い琥珀だと分かったのです。
こちらの琥珀を御覧ください。長い触角まで保存された羽虫が保存されています。
後方よりライトをあてると、透明度の高い基質が黄色に輝き、内包物がシルエットとなって浮かび上がります。
商品スペック
商品ID | ot2241 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 触角まで保存された恐竜時代のラクダムシ類を内包!白亜紀のビルマ琥珀(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.9cm×1.4cm×厚0.3cm |
商品解説 | 触角まで保存された恐竜時代のラクダムシ類を内包!白亜紀のビルマ琥珀(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
触覚まで保存されていて凄い。ラクダムシなんて聞いたことがないなあと思って、逆に興味をそそられて購入。見事な虫の形状に感無量です。クモ、ゴキブリはあらかた揃えたから、次は聞いたことがない虫にも手を出してみたいなあと思っています。
高知県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。