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どこから見ても真ん丸のカボション、ストロマトライトの化石。地球に酸素を生み出してくれてありがとう!/【ot2229】
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こちらはストロマトライトです。ストロマトライトはシアノバクテリアというバクテリアの活動がそのまま化石になった、一風変わった化石なのです。
丸くカットして研磨された、いわゆるカボションです。非常に丁寧に磨かれていて、どこから見ても、ほぼ完全な球体です。美しい光沢があります。
冒頭の話に戻りましょう。シアノバクテリアとはなんぞや。シアノバクテリアとは藍藻の一種で、光合成を行う細菌です。地球にはじめて現れた酸素を生成する生物だと考えられています。なんと30億年前にはすでに現れていたというのだから驚きです。シアノバクテリアの登場により、地球に安定して酸素が生成され、好気性生物が増加したと考えられています。好気性生物とは、われわれのように酸化を体内に取り込んでATP合成を行い活動を行う生物のことです。
ストロマトライトの見た目の特徴として、ご覧のように、層構造を持っている点が挙げられます。これは、シアノバクテリアは日中に光合成を行い、夜に泥などの堆積物を固着させることを繰り返した結果だと考えられているのです。ゆえに、何層にも形成されている、というわけです。
こちらはおよそ5億年前の南米ペルーの地層から採集された化石です。
100円玉との比較。典型的な層構造を示す、ストロマトライトの化石です。どこから見ても真ん丸なカボションです。
商品スペック
商品ID | ot2229 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | どこから見ても真ん丸のカボション、ストロマトライトの化石。地球に酸素を生み出してくれてありがとう! |
産地 | Peru |
サイズ | 直径4.8m |
商品解説 | どこから見ても真ん丸のカボション、ストロマトライトの化石。地球に酸素を生み出してくれてありがとう! |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or