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大きなゴキブリと植物片が内包された、ラージサイズのビルマ琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot2213】
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こちらはミャンマー産の琥珀、通称、ビルマ琥珀です。ビルマ琥珀はおよそ1億年前の針葉樹の樹脂が起源とされている、非常に古いものです。こちらの琥珀のなかには、ご覧のようにゴキブリと思しき虫が内包されています。
また、ゴキブリ以外にも多数の植物片が保存されています。ビルマ琥珀は植物片が含まれている標本の取引額が高めです。希少性の高さを表しています。
そして、かなりラージサイズ!手のひらと比較しても、相当なもの。
肉眼でもゴキさまと植物片を視認できますが、ぜひルーペで御覧ください。琥珀の観察はルーペ必須です。とくに、虫内包型の琥珀ならなおさらです。
基質の透明度が非常に高く、ライトをあてるとシルエットが浮かび上がる!この瞬間、心がときめくのは私だけでしょうか。
翅の部分の模様などがはっきりと確認できます。繰り返しますが、ルーペ必須です。安価なものでも大丈夫です。
このコントラスト。類人猿が誕生するはるか昔の生き物がシルエットとなって目の前に飛び込んできます。
じっと見つめていても飽きませんね。想像力が掻き立てられます。
100円玉とほぼ同サイズの貴重なビルマ琥珀(バーマイト)です。
商品スペック
商品ID | ot2213 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 大きなゴキブリと植物片が内包された、ラージサイズのビルマ琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.7cm×2cm×厚0.4cm |
商品解説 | 大きなゴキブリと植物片が内包された、ラージサイズのビルマ琥珀、バーマイト(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
虫入り琥珀を観るために揃えるものを書いておきます。○40倍ぐらいのLED付きルーペ。○コイン用のフローティング・ケース。○白い下地になるもの。まず、虫入り琥珀をフローティング・ケースに挟みます。これで触れる必要がなくなります。次に白いものの上に持っていきます。それからLEDルーペで上から照らします。すると、上からの光に加えて、下から反射した光も当てられ、上下から照らしてルーペで鑑賞することができます。ちなみに、これを自動的に出来る対物顕微鏡は八千円からくらいなので、二千円以下のルーペでここまで出来るのは大したものではないでしょうか?ちなみに今はコロナのせいで、フローティング・ケースは手に入りづらくなっています。
高知県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。