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人気の球形のストロマトライト(化石)のカボション。古代の地球に酸素を生み出した活動履歴が残されています。/【ot2172】
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こちらはストロマトライトのカボションです。ストロマトライトとは、シアノバクテリアの活動履歴が化石になったものです。
シアノバクテリアとは光合成を行う細菌で、古代より現在まで棲息していますが、先カンブリア時代以前は、大繁栄していました。その活動により、地球全体の酸素濃度が増え、好気性の生物(活動に酸素を必要とする生物)が台頭する土台作りをしたと考えられています。こちらは古生代オルドビス紀の化石です。
ストロマトライトの化石は世界中から採集されますが、こちらはペルー産です。このブラウンの互層がとりわけ美しいです。
この互層には意味があります。ストロマトライトはシアノバクテリアの活動履歴が化石になったものと説明しましたが、そのシアノバクテリアが日中活動し夜間に休止した履歴が無数の互層となって残されています。あるいは日照時間の長いシーズンと短いシーズンでも互層が形成されることでしょう。
この模様は古代の地球に大量の酸素を生み出した履歴そのものなのです。そう考えると何だか感慨深いものがありませんか。
ペルー産のストロマトライトはとても美しく人気があります。
100円玉との比較。球形のカボションに仕上げられています。
商品スペック
商品ID | ot2172 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 人気の球形のストロマトライト(化石)のカボション。古代の地球に酸素を生み出した活動履歴が残されています。 |
産地 | Peru |
サイズ | 直径5.1cm |
商品解説 | 人気の球形のストロマトライト(化石)のカボション。古代の地球に酸素を生み出した活動履歴が残されています。 |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or