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クモを内包!希少な恐竜時代(1億年前)の琥珀、バーマイト。樹木の樹脂の化石/【ot2066】
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こちらは恐竜時代の古い琥珀です。現在のミャンマーで採集された、通称、ビルマ琥珀です。またの名をバーマイト。
中央に鎮座おはしますのは、クモです。はっきりとクモと分かるシルエットが浮かんでいます。
琥珀は樹木の樹脂の化石です。多くは針葉樹で、樹肌に傷がつくと修復するために樹脂を内部から出しますが、それが地面に落ちて堆積し化石になったものが琥珀です。そのプロセスで生物が樹脂に取り込まれたものが生物(虫)入り琥珀です。
もう一度、この写真を御覧ください。クモの足が一部分離していますが、とても良い状態で保存されていることがお分かりでしょうか。樹脂に取り込まれると、風化を受けにくくなり、虫が傷みにくくなります。一方で、樹脂に取り込まれた虫は逃れようとして、一部が分離することがよくあります。
ビルマ琥珀は普段は茶褐色ですが、恐竜時代の古い琥珀であるものの透明度は意外にも高く、光が当たると美しい飴色を呈します。
ライティングを当てて撮影。1億年前の琥珀とは思えない美しい色合い。
100円玉との比較。希少な1億年前の琥珀、バーマイトです。クモ入りです。
商品スペック
商品ID | ot2066 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | クモを内包!希少な恐竜時代(1億年前)の琥珀、バーマイト。樹木の樹脂の化石 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.6cm×1.1cm×厚0.4cm |
商品解説 | クモを内包!希少な恐竜時代(1億年前)の琥珀、バーマイト。樹木の樹脂の化石 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。