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恐竜時代の琥珀!白亜紀のクモが内包された貴重なバーマイト(ビルマ琥珀)/【ot2049】
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こちらは希少なビルマ琥珀です。琥珀コレクターなら一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか。ビルマ琥珀は現在のミャンマーで採集される希少な琥珀です。およそ1億年前の非常に古い琥珀です。1億年前といえば大地を巨大な恐竜が闊歩していた時代です。この琥珀は内部にクモを内包しています。
時々琥珀には虫が内包されていることがあります。その理由を簡単にお話しましょう。琥珀はもとは針葉樹の樹脂です。樹脂とは、木の皮に傷がついたときに、内部から染み出してくる揮発性の液体のことで、松脂(まつやに)などが代表例です。あの粘着性のある液体に周りにいた虫が取り込まれてしまうことがあります。そのまま化石になったものが、こうした虫入り琥珀です。虫が樹脂から脱出しようとしてもがいた結果、あばれたような姿になると言われています。
ビルマ琥珀は少し前まで、新生代の比較的新しい琥珀と考えられていましたが、ロンドン自然史博物館の所蔵されている大きなビルマ琥珀の分析の結果、1億年前にしか存在し得ない植物片などが含まれていることがわかり、真の年代が明らかになりました。
この琥珀を見てもわかるように、古い琥珀でありながら、透明度は決して低くなく、美しい琥珀色を呈します。
最大部21ミリのかなり大きめのビルマ琥珀です。
この透明度を御覧ください。クモ以外にも細かな内包物がありますので、ぜひルーペでお楽しみください。
100円玉と比較しても、小さく感じない、立派なビルマ琥珀です。クモが内包された貴重品です。
商品スペック
商品ID | ot2049 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 恐竜時代の琥珀!白亜紀のクモが内包された貴重なバーマイト(ビルマ琥珀) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.1cm×1.5cm×厚0.5cm |
商品解説 | 恐竜時代の琥珀!白亜紀のクモが内包された貴重なバーマイト(ビルマ琥珀) |
この商品を購入されたお客様のお声
子供を連れて父と国立博物館に行ったときにお土産コーナーで、虫入りの琥珀が売ってないなとつぶやいていた父へのプレゼントとして購入しました。大昔のクモがそのまま見えて面白い標本ですね。子供にも見せました。父も久しぶりのプレゼントだと喜んでいるようです。
東京都/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。