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肉眼で歩肢がバッチリ鑑賞できるビッグサイズ!レアなムカデが内包された白亜紀のビルマ琥珀(バーマイト)/【ot2039】
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こちらは希少なビルマ琥珀です。またの名をバーマイトと言います。しかも、なんとムカデが内包されています。バーマイトはレアですが、ムカデ入りは輪をかけて希少です。
しかも、ムカデだけではありません。写真右側には翅虫が、上側にはまた違った昆虫が内包されているのであります。
バーマイトの希少性について簡単に説明します。その前に皆さんは、琥珀の産地といえば、どちらを思い浮かべるでしょうか?バルト海周辺産、ドミニカ産の二地域がとりわけ有名ですね。バルト海周辺産の琥珀は全生産量のうち8割を締めていると言われていますし、ドミニカ産の琥珀は映画ジュラシックパークで取り上げられて、知名度を上げました。
実は、それ以外にも、メキシコ、レバノン、カナダ、フランス、ドイツ、ロシア、そして日本からも琥珀が採集されます。そして、今回のバーマイトの産地であるミャンマー(旧ビルマ)からも上質の琥珀が発見されています。これらの産地のなかでも、最も古い年代の琥珀の一つが、今回ご紹介しているバーマイトなのです。なんと1億年前の琥珀。恐竜が闊歩していた時代です。
多足類の特徴である複数の足が保存されています。ビルマ琥珀の素晴らしさは年代の古さだけではありません。古いにもかかわらず、高い透明度とフレッシュなレモンイエローを呈します。また、バラエティに富んだ昆虫を内包している点も見逃せません。
バーマイト(ブルマイトという場合もあり)には2種類あり、暗褐色のものと今回のレモンイエローのものがあります。20世紀はじめに採集はされていましたが、その後、採掘は止まります。研究も進んでおらず、内容物からから、おそらく漸新世(3400万年前から2300万年前まで)の琥珀だろうと見積もられていました。ところが、最近になって、ロンドン自然史博物館の標本の調べにより、白亜紀以降には絶滅していなくなったはずの昆虫が内包されていることが分かり、恐竜時代の琥珀であることが判明したのです。
そんな知識をもって、この琥珀を見ると、琥珀というカプセルを通じて恐竜時代に触れたかのようで胸を揺さぶられませんか?
このムカデもまさか生息時の姿を保ったまま1億年後に送られるとは思いもよらなかったでしょう。琥珀は古代からのタイムカプセルと言いますが、それを具現化したかのような標本です。
100円玉との比較。虫入り琥珀のコレクターならば、ひと目見て驚くことでしょう、このムカデのサイズに。通常、琥珀に内包されているムカデは数ミリ程度のものが大半です。ところが、このムカデは1センチ程度あります。しかも恐竜時代のバーマイトです。無論、その希少性は極めて高いものです。
商品スペック
商品ID | ot2039 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 肉眼で歩肢がバッチリ鑑賞できるビッグサイズ!レアなムカデが内包された白亜紀のビルマ琥珀(バーマイト) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.4cm×1.3cm×厚0.4cm |
商品解説 | 肉眼で歩肢がバッチリ鑑賞できるビッグサイズ!レアなムカデが内包された白亜紀のビルマ琥珀(バーマイト) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が閉じ込められており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。