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珍しい三畳紀後期のプレシオサウルスの脊椎骨の化石(Plesiosaurus sp.)/【ot1986】
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こちらはイギリス、グロスタシャー州はウェストバリーで採集された首長竜、プレシオサウルスの脊椎骨の化石です。採集された地層は三畳紀のものです。
プレシオサウルスといえば中生代ジュラ紀の印象が強いかもしれませんが、その一つ前のピリオドである三畳紀より現れました。
プレシオサウルスは印象とは異なり、比較的小さな海生爬虫類です。最大でも5メートル前後で首も白亜紀に出現するエラスモサウルスほどには長くありませんでした。プレシオサウルスとエラスモサウルスは混同されやすい生物ですが、サイズ、生息地域、生息時代などから明確に異なります。
とはいえ、異様に長いヘビのような首を持っていました。異様に長い首を持った巨大なウミガメのような外観と言われることがあります。
こちらの化石は脊椎骨(背中を構成する一連の骨の一つ)です。頚椎よりなのか、尾椎よりなのかまでは不明です。
三畳紀の標本にしては保存状態は大変良好です。
表面のテクスチュアもよく保存されています。ぜひルーペ等で表面組織をご覧いただきたいと思います。
100円玉との比較。他の椎骨との接合部はなめらかです。
片面は受け皿のようにくぼんでいます。これはプレシオサウルスに限らず多くの脊椎動物の脊椎骨に見られる特徴です。
商品スペック
商品ID | ot1986 |
---|---|
年代 | 中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前) |
学名 | 珍しい三畳紀後期のプレシオサウルスの脊椎骨の化石(Plesiosaurus sp.) |
産地 | Gloucestershire, England |
サイズ | 5.3cm×3.1cm×3cm |
商品解説 | 珍しい三畳紀後期のプレシオサウルスの脊椎骨の化石(Plesiosaurus sp.)。Westbury-On-Severn,Gloucestershire,England。 |
プレシオサウルスとは?
「ネッシー」の祖先と言われたプレシオサウルス?
プレシオサウルスは三畳紀後期~ジュラ紀前期(約2億1000万~1億8000万年前)に棲息していた首長竜の仲間です。首長竜としては最も初期の生物の一つです。
画像「プレシオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
ネッシーの影響か否か、首長竜を恐竜の一種と考えられがちですが、実際には海生は虫類の仲間です。
また、同じ水性は虫類のエラスモサウルスなどと違い、比較的小型で最大で体長5m前後であったと考えられています。エラスモサウルスは10mをゆうに超える巨体の持ち主でした。
画像「プレシオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
泳ぎは得意ではなかった
またエラスモサウルスほど首が長くなく、首長竜の想像図で見られる、首を縦横無尽にくねらせて魚を捕食することはもしかすると得意ではなかったかもしれません。潜水が得意ではなったという説があることから、浅海で魚やイカなどを獲物にしたと考えられています。
画像「プレシオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
胴体から伸びる巨大な鰭(ひれ)を駆使しても、それほど高速で泳ぐことはできなかったという説もあります。待ち伏せをして首を突き出して捕食をしていたのでしょうか。
現生のプレシオサウルス生き残り説はネッシー以外もたくさんあり、有名なところでは、アメリカのチャンプオーストラリアのホークスベリー・リバー・モンスター、中国のツィリなどがあります。
画像「プレシオサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org