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今後も大切に保管をお願いします。希少中の希少化石、ブラジル産メソサウルス(Mesosaurus sp.)の全身化石。保存状態大変良好。/【ot1960】
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こちらは、あのメソサウルス(Mesosaurus)の全身化石です。古くから日本のコレクターによって保存されてきた貴重なオールドコレクションです。頭部から尾部まで保存された素晴らしい化石です。
こちらが頭部。三角形の流線的なフォルム。このスマートな頭部の形はメソサウルスが水性生活に適性があったことを意味しています。たくさんの小さな歯が見られます。
まず最初に申し上げておきたいのは、メソサウルスの標本をご紹介できる機会は非常に稀であるという点です。今や新たに国内に入ってくることがなく、数十年前に国内に入ったオールドコレクションに限られるためです。
体部の横に脇を閉じるように付いている四肢。メソサウルスは主に水中で生活していたと見られ、腕は泳ぐのに適したパドルのような形をしていました。指と指の間には膜があったという説もあります。
こちらの標本の保存状態は大変良好で、ほとんどの骨が乱れずに保存されています。
こちらは脊椎骨とアバラ骨のセクション。
いずれも素晴らしい状態で保存されています。
メソサウルスはMesosaurusと書きます。Mesoなsaurus、つまり中間的なトカゲという意味になります。メソサウルスは陸上生活に馴染んだ後(爬虫類)、しばらく経ってから水性生活に戻った(両生類)と言われています。その意味で、両生類と爬虫類の中間的な特徴を持っていると言うことができます。
また、メソサウルスは南米と南アフリカの両方で発見されていることから、ゴンドワナ大陸が元は一つであったことを証明する重要なキーとなる生物と考えられています。古生代ペルム紀はゴンドワナ大陸という巨大な大陸が存在していました。ゴンドワナ大陸は現在のアフリカ、南アメリカ、インド、南極、オーストラリア、アラビア、マダガスカルなどに分かれる前の巨大な大陸でした。メソサウルスはその大陸の内部にある湖に棲息していたと見られています。今からおよそ2億年前に、大陸は分化を始め、1億数千万年をかけて現在の姿へと移動していきました。メソサウルスが何万キロも離れた南米と南アフリカで発見されるのはそのためです。その意味でも、両者をつなぐ中間的な存在ということができます。
こちらは足の指。体部に比べて指が長く、パドルのように足を使っていたことが想像できます。
メソサウルスは非常に長い尾を持っていました。この尾を使い方向転換を行っていたのでしょうか。
尾部もほとんど欠損がありません。素晴らしい。
メソサウルスは三角形の流線的な頭部、細長い体部、非常に長い尾部を持っていました。一見すると小型のワニのようにも見えます。メソサウルスはこのするどい歯でプランクトンや甲殻類などの小動物を捕食していたと考えられています。
かなり厚みのあるしっかりとした母岩です。
裏面。
非常に保存状態の良い頭部。全体のフォルムはもちろん、細かい歯や眼窩底も観察できます。
写真中央やや右上の穴が眼窩底と推察されます。メソサウルスの生態は実に興味深く、幼体までは完全に水性で成体になると陸上でも生活できたのではないかと考えられています。その点でも、メソ(中間的)なサウルスと言えますね。
100円玉との比較。今や希少中の希少、オールドコレクションを通じて入手するほかない、あのメソサウルスの完全体の化石です。今後も大切に保存していただける方にご検討いただければ幸いです。
商品スペック
商品ID | ot1960 |
---|---|
年代 | 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前) |
学名 | 今後も大切に保管をお願いします。希少中の希少化石、ブラジル産メソサウルス(Mesosaurus sp.)の全身化石。保存状態大変良好。 |
産地 | Brazil |
サイズ | 本体カーブ計測43.5cm 母岩含め全体42.8cm×18.1cm×厚5cm 6605g |
商品解説 | 今後も大切に保管をお願いします。希少中の希少化石、ブラジル産メソサウルス(Mesosaurus sp.)の全身化石。保存状態大変良好。 |
この商品を購入されたお客様のお声
無事受領させて頂きました。前回同様非常に迅速、非常に丁寧な梱包を頂きましてありがとうございました。貴重な化石を入手出来まして感謝しております。大切にさせて頂きます。今後とも宜しくお願い致します。
埼玉県/男性
メソサウルスとは?
海へと帰っていった最初の爬虫類
メソサウルスは、恐竜が出現する前の古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)に現れました。現在では絶滅しています。
画像「メソサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
爬虫類はもともと両生類から進化しましたが、両生類はその名の通り、もともとは水性でした。その後、進化の過程で陸生になりますが、メソサウルスは再び、水性に戻りました。
大陸移動説の証拠でもあるメソサウルス
上図の青色の部分がメソサウルスの化石が発掘される分布図です。
画像「メソサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
化石が発見される地層は、もともと湖沼などの淡水地域だったと考えられています。それにも関わらず南アフリカと南米で発見んされます。
これは、この時代にアフリカ大陸と南アメリカ大陸が陸つづきだったこの証拠でもあります。
何を食っていた!?
メソサウルスの歯は貧弱であるため、完全な肉食とは考えにくく、水中のプランクトンを主食にしていたのではないか、と推測されています。
メソサウルスは長いアゴと比較的小さな骨格(50cm前後)をしています。鼻は頭部骨格の頂点に位置し、水の中から頭だけ出して息をしていたことが分かります。
画像「メソサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org