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白亜紀前期、東アジアに広く分布していた淡水古代魚、リコプテラ(Lycoptera sp.)の上質化石/【ot1851】
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こちらは中国遼寧省産の古代魚、リコプテラです。リコプテラは中生代白亜紀に生息していた淡水魚と考えられています。
中国遼寧省を代表する化石の一つで、細長く小さな魚体が特徴です。5センチから10センチの個体がほとんどで、現世の魚類とさほど変わらない形をしています。白亜紀になると、現世の魚類の直接の祖先がすでに繁栄していました。ただし、現世にはリコプテラの直接の子孫は存在しません。
この個体はリコプテラの特徴がよく現れています。すなわち、丸みを帯びた頭部、多数のアバラ骨、三角形で間が透いた立派な尾ビレなど、いずれも状態よく保存されています。
リコプテラの頭部は丸く、小さな歯を持っています。プラントンのほか、小さな虫なども捕食した可能性があります。
ほぼ真っすぐに伸びた良形の標本です。
リコプテラを産する層の年代については、長く議論がされています。一時はジュラ紀後期と考えられてきましたが、現在では白亜紀前期とする説が多数派を占めています。まだ議論の最中ではあるようですが。
こちらは裏面です。目を凝らしてみると・・・
このような別個体のリコプテラが居ました。リコプテラの化石は群集で発見されることが少なくありません。死後、淡水の流れの淀んでいる箇所などに溜まり堆積することが多かったのでしょう。
頭部、脊椎、肋など多くの箇所が保存されています。
コレクションとしてのリコプテラの産地の多くは中国遼寧省ですが、実は、東アジア全体から採集されることがわかっています。当時、多くの地域の淡水に生息していたのでしょう。現世のメダカのような存在だったのかもしれません。
スタンドに置くと、なかなか絵になります。白い泥岩質の堆積岩にリコプテラが浮かびます。悠々と泳いでいるようです。
母岩の厚みはおよそ7ミリ。頼りないようですが、意外にしっかりしています。強度に問題はありません。
100円玉との比較。白亜紀前期、東アジアに広く分布していた淡水古代魚、リコプテラの上質化石です。
商品スペック
商品ID | ot1851 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 白亜紀前期、東アジアに広く分布していた淡水古代魚、リコプテラ(Lycoptera sp.)の上質化石 |
産地 | 中国、遼寧省 |
サイズ | 本体6.6cm 母岩含め全体11.6cm×8cm×厚0.7cm |
商品解説 | 白亜紀前期、東アジアに広く分布していた淡水古代魚、リコプテラ(Lycoptera sp.)の上質化石 |
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。