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歯根、歯冠ともによく保存された上質のケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の臼歯の化石/【ot1832】
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こちらはオランダ産のウーリーマンモス(ケナガマンモス)の歯化石です。
マンモスの歯は上下に付いていて、上下から擦り合わせて、硬い植物をすり潰していました。
白く露出している部分がエナメル質です。
エナメル質の部分は噛み合わさるたびに徐々に摩耗して減っていきます。使用に耐えられなくなると、歯全体が抜け落ちて、奥にある歯と入れ替わります。恐竜の歯と異なるのは、その入れ替わり数に限度があることです。合計6回ほど入れ替わりますが、最後の歯が抜け落ちると、それ以上、生えてくることはありませんでした。
硬い植物を何度も擦り切ったのでしょう。表面が摩耗しています。
写真左下が歯茎に埋まっていた部分です。
100円玉との比較。歯根、歯冠ともによく保存された上質のマンモスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | ot1832 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | 歯根、歯冠ともによく保存された上質のケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の臼歯の化石 |
産地 | Netherlands |
サイズ | 17.5cm×12.3cm×厚7cm 1550g |
商品解説 | 歯根、歯冠ともによく保存された上質のケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の臼歯の化石 |
マンモスとは?
人類 VS マンモス
先史時代の人類とマンモスとの関わりを示す様々な遺跡が見つかっている。ヨーロッパの洞窟では、旧石器時代に描かれたとされるマンモスの洞窟壁画が残されている。古代人は集団でマンモスの狩を行っていたと考えられているが、あの巨大なキバでの攻撃には相当てこずったであろう。
マンモスは長鼻目ゾウ科マンモス属に属する大型の哺乳類の総称である。現生のゾウの類縁にあたるが、直接の祖先ではない。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
時代と生息地域
約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)まで。日本、シベリア以外のユーラシア大陸はもとより、アフリカ大陸・アメリカ大陸にも広く生息していた。特に南北アメリカ大陸に生息していたコロンビアマンモスは、大型・短毛で且つ最後まで生存していたマンモスとして有名である。現在は全種が絶滅している。
マンモスの巨大な牙
全長3.2mに達することもある巨大な牙が特徴である。これは現生の象からは考えられないほど巨大である。
画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
最も古いマンモス
最古のマンモスは、約500万~400万年前、北アフリカにおいて生まれたと考えられている。これはちょうど人類が祖先が発生したのと同じ時代。
マンモスの絶滅
更新世末期にあたる約4万~数千年前に、多くの大型哺乳類と共にマンモスは絶滅した。原因は未確定であるが、氷河期末期の気候変動に伴う植生の変化を原因とする説がある。その他の仮説としては、ヒトの狩猟の対象になったことを原因とするものがある。また、アメリカ大陸のコロンビアマンモスの化石の検証から、伝染病説が最近の有力な仮説として提唱されている。
ユタ州先史博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
今でも生きている?
最後のマンモスは、紀元前1700年頃に、東シベリアの沖合にある北極海(チュクチ海)上のウランゲリ島で狩猟されたという説が提起されている。また、1600年前後に、シベリアで山賊退治の騎士達が毛の生えた大きな象の目撃情報があるが、定かではない。まだまだロマンのつきない伝説の哺乳類であることは間違いなさそうだ。
パリ国立博物館 画像「マンモス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org