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ナチュラルな味わい、縞状層を確認できるボリビア産ストロマトライトの原石/【ot1778】
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こちらはボリビア産のストロマトライトの原石です。ボリビア産のストロマトライトは角錐に加工された標本を取り扱った事があり、ご存知の方も多いのではないでしょうか。今回は、限りなく原石に近い標本です。
ストロマトライトの最大の特徴である縞状層をはっきりと確認できます。ストロマトライトとは古代のバクテリアのコロニーによって作られた石で、現世にも存在します。古いものではなんと30億年以上前のものもあります。
ストロマトライトを語る上で、地球史の説明は欠かせません。皆さんは地球の年齢をご存知でしょうか。およそ45.6億才と言われています。途方もない年月ですが、どのように推定されたかご存知でしょうか。
聖書の系譜を研究したとある司祭はおよそ紀元前4004年の10月に宇宙と地球ができたと見積もるなど、地球の年齢を計る試みは古来よりたびたび行われてきました。正確な年齢を測ることができたのは、1956年のことです。物理学者クレール・パターソンは隕石と地球の鉱物の放射性同位体元素濃度の比較によって45.6億年という年齢を導き出しました。
その頃の地球にはまだ海はありませんでした。38億年前頃、大気層の変化や造山活動の結果、水蒸気が凝縮して海が生まれます。最初は酸素濃度が非常に低かったのですが、シアノバクテリアなどの生物により二酸化炭素が分解され、酸素が大量に生み出されました。そのシアノバクテリアの活動履歴が、このストロマトライトなのです。
言い方を変えれば、シアノバクテリアの死骸に周辺の砂泥が固着化し化石化したものとも言えます。層になるのは、日中に光合成を行い、夜間に砂泥を固定するサイクルを繰り返した結果です。現在の地球に酸素が溢れているのは、このシアノバクテリアのおかげと言えるでしょう。
横面。
先カンブリア時代には世界中にシアノバクテリアが存在していたと考えられています。古生代に入る前頃になると、シアノバクテリアをエサとする生物が現れたことで徐々にその数を減らしていきます。
100円玉との比較。ナチュラルな縞状層を確認できるボリビア産のストロマトライトです。
商品スペック
商品ID | ot1778 |
---|---|
年代 | 先カンブリア時代(46億年 -- 5億4200万年前) |
学名 | ナチュラルな味わい、縞状層を確認できるボリビア産ストロマトライトの原石 |
産地 | Bolivia |
サイズ | 6.6cm×6.4cm×厚3cm |
商品解説 | ナチュラルな味わい、縞状層を確認できるボリビア産ストロマトライトの原石 |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or