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比較的新しい時代(始新世)のストロマトライト(Stromatolite)。シアノバクテリアの活動履歴である互層がいたるところで見られる良質品/【ot1776】
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こちらはストロマトライトです。ストロマトライトとは藍藻類が光合成を行い酸素を生み出すプロセスで生まれた残留物が化石化したものと考えられています。
まだ地球上に酸素が少なかった先カンブリア時代前期に、藍藻類の活動のおかげで好気性の生物が住める環境が整ったと考えられています。そういう印象的なストーリーを持つストロマトライト(を作った藻類)ですが、先カンブリア時代末期頃になると、その数を徐々に減らしていきます。こちらの標本は新生代中期頃(始新世)の標本です。
古生代に入ると、藍藻類をエサにする生物が登場し、ストロマトライトも減少します。その頃にはすでに大量の酸素が生み出されていて、好気性生物が繁栄していました(好気性生物とは酸素を代謝してエネルギーを得る生物のことです)。とはいえ、ストロマトライトは全時代を通じて採集されていますので、いつの時代もシアノバクテリアは活動し続けていたという証拠でもあります。もちろん現世にもストロマトライトを生み出す藍藻類(シアノバクテリア)は存在しています。
シアノバクテリアは日中に光合成を行い、夜間に粘着物質を出して砂泥を固定します。その繰り返しで代謝物であるストロマトライトは互層構造を持っています。
幾重にも層が繰り返されていますね。幾度となく光合成と代謝が繰り返された履歴が石に刻まれているとも言えます。
表面は磨かれ光沢を持っています。いわゆるカボション。
100円玉との比較。比較的新しい時代(始新世)のストロマトライトです。シアノバクテリアの活動履歴である互層がいたるところで見られる良質品です。
商品スペック
商品ID | ot1776 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 比較的新しい時代(始新世)のストロマトライト(Stromatolite)。シアノバクテリアの活動履歴である互層がいたるところで見られる良質品 |
産地 | Wyoming, U.S.A. |
サイズ | 6.2cm×3.6cm×3cm |
商品解説 | 比較的新しい時代(始新世)のストロマトライト(Stromatolite)。シアノバクテリアの活動履歴である互層がいたるところで見られる良質品 |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or