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甲殻類や頭足類の殻をまるごとかじった?絶滅古代魚、ファコダス(Phacodus sp.)の歯化石/【ot1716】
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こちらは一体、何の化石かお分かりでしょうか?
こちらは白亜紀の浅瀬の海に生息していたファコダスと呼ばれる古代魚の顎に生えた円形の歯の化石です。
ファコダスの歯は特殊な形をしており太く強靭で丸みを帯びていました。
裏面。
この丸みを帯びた歯を使い、硬い甲殻類や小型のアンモナイトなどの軟体動物などを捕食していたと考えられます。
同時期、同地域にも生息していた海生爬虫類のモササウルスの仲間であるグロビデンスの歯もこのように丸みを帯びていました。アンモナイトなどの硬い殻をまるごとかじることができるよう進化したのではないかと考えられています。ファコダスの歯も同様の進化を遂げた可能性があります。
100円玉との比較。特徴がよく現れた丸い歯化石です。白亜紀の絶滅古代魚、ファコダスの歯の一連のセクションの化石です。
商品スペック
商品ID | ot1716 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 甲殻類や頭足類の殻をまるごとかじった?絶滅古代魚、ファコダス(Phacodus sp.)の歯化石 |
産地 | Oued Zem, Morocco |
サイズ | 母岩含め全体5.8cm×5cm×厚1.5cm |
商品解説 | 甲殻類や頭足類の殻をまるごとかじった?絶滅古代魚、ファコダス(Phacodus sp.)の歯化石 |
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。