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9匹の古代魚が同居したマルチプレート標本!米国ワイオミング州グリーンリバー層を代表する古代魚、ナイティア(Knightia)/【ot1694】
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こちらは米国ワイオミング州グリーン・リバーフォーメーション産の古代魚、ナイティア((Knightia)の群集化石です。
ナイティア(Knightia)は新生代の一時期、北米とアジアの淡水に棲息していました。ご覧の通り、比較的小型の魚類で種類にもよります(※1)が、大きい個体でも概ね10センチ前後にとどまります。※1、Knightia属には現在8種が所属しています。
古代魚とは言え、その姿はおよそ現世の魚類と大差はありません。イワシやニシンと同じグループに属しています。主に藻類を主食としていたようです。歯の発達していた種では、昆虫や小さな魚を捕食していた可能性が示唆されています。
こちらの標本は合計9匹が同居した群集化石、いわゆるマルチプレートです。ナイティアが群生してことを示す証拠とも言える化石です。
それぞれの個体の保存状態は上々で、頭部、各ヒレ、背骨、アバラ骨などしっかり残されています。
一部ヒレ等のペイントが見受けられますが総じてナチュラルです。
グリーン・リバーフォーメーションは約5500万年前の湖の地層が保存されています。保存期間は以降2000万年間以上に及び、多数の生物の化石が発見されています。ナイティアのほか、ディプロミストゥス(ニシンの仲間)、マイオプロサス(スズキの仲間)などナイティアよりも大きい古代魚が発見されていることから、ナイティアは彼らに捕食されていたと見られます。実際、彼らの顎や胃と思しき付近よりナイティアの化石が発見されています。
実はグリーン・リバー層は、ワイオミング州のみならず、コロラド州、ユタ州まで広がっていますが、ワイオミング州の石灰岩質の地層に化石が集中して発見されています。当時湖だった地域です。
グリーン・リバー層の石灰岩の岩質は非常に決めが細かく、美しい色をしています。当時の季節によって母岩の色の濃さが変わるとされますが、こちらの標本の母岩はいかにも石灰岩という白い色をしています。
グリーン・リバー層には世界最大のオイルシェール鉱床があることでも注目されています。その埋蔵量は莫大と見積もられていますが、現在の回収技術ではコストが合わず、まだアクティブな鉱床とは言えない状態のようです。石炭の起源は植物であることが明らかになっていますが、石油の起源については生物由来が現在の学説の主流ではあるものの、まだ議論の余地があるようです。生物の化石と石油の関係についてはこれからさらに明らかにされていくことでしょう。
横幅はおよそ20センチ。
100円玉との比較。およそ5000万年前の淡水湖に棲息していた古代魚、ナイティアの群集化石です。9匹ものナイティアが並んだ姿は壮観です。
商品スペック
商品ID | ot1694 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 9匹の古代魚が同居したマルチプレート標本!米国ワイオミング州グリーンリバー層を代表する古代魚、ナイティア(Knightia) |
産地 | Wyoming, U.S.A. |
サイズ | 本体6cm 5.3cm 5.1cm 5cm 4.7cm 4.6cm 4.2cm 4.2cm 4.1cm / 母岩含め全体20.4cm×10.5cm×厚0.7cm |
商品解説 | 9匹の古代魚が同居したマルチプレート標本!米国ワイオミング州グリーンリバー層を代表する古代魚、ナイティア(Knightia) |
魚化石とは?
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。
ダンクルオステウス
ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。