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植物なのか?動物なのか?イングランド産ジュラ紀の生物、ソレノポラ(Solenopora jurassica)の磨き化石/【ot1641】
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こちらは、イングランド南西部グロスタシャーのジュラ紀の地層で採集された絶滅古代生物、ソレノポラ(Solenopora)です。
ソレノポラは分類の難しい生物です。伝統的に紅藻類(こうそうるい)として分類されてきた歴史があります。紅藻とは文字通り海に漂う藻(そう)の一種で赤っぽいのが特徴です。※サンゴモ目(もく)に分類されます。サンゴと藻の中間的存在という意味でしょう。その紅藻類が化石となり研磨したものがこのような標本になると考えられてきたのです。
しかしながら、ソレノポラの研究が進むにつれ、サンゴ目とは異なる生物ではないかと考えられるようになりました。サンゴモ目であれば大きな植物性のセルを持っており、葉や茎、根などは持たないとしても何らかの植物と思しき特徴を備えているはずです。加えて胞子嚢(ほうしのう)を持っていてもおかしくありません。※ 胞子嚢とはシダ類やコケ類、菌類などに見られる胞子を含んだ袋状の構造のことです。
ところがジュラ紀の地層から採集されたソレノポラにはその特徴が見られません。これは一体何を意味しているのでしょうか。それはこのソレノポラが藻ではなく藻に似た海綿動物である可能性があるというに他なりません。ところが現在でも、藻として分類されているケースが少なくなく未だ議論の最中のようです。
ソレノポラは赤っぽい色をしています。その色がヒユ科の植物であるビート(てんさい)に似ていることからBeet root stone(ビートの根のような石)という別名を持っています。※ビートは砂糖の原材料としてよく知られており、日本では北海道が一大産地となっています。
ビートの断面は輪状の模様になり、確かによく似ています。
絶滅生物の分類は非常に難解で様々な生物で割当がやり直されてきました。はたしてソレノポラの行方は・・・?
100円玉との比較。海綿動物として分類されつつあるソレノポラの化石です。
商品スペック
商品ID | ot1641 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 植物なのか?動物なのか?イングランド産ジュラ紀の生物、ソレノポラ(Solenopora jurassica)の磨き化石 |
産地 | Gloucestershire, England |
サイズ | 11.9cm×10cm×厚0.7cm |
商品解説 | 植物なのか?動物なのか?イングランド産ジュラ紀の生物、ソレノポラ(Solenopora jurassica)の磨き化石 |
ストロマトライトとは?
人類、恐竜、三葉虫、アンモナイト、、、全員が感謝する球体
地球を生物あふれる星に一変させた石、ストロマトライト! この石ころに地球の歴史と生物の発展のはじまりが詰まっています。皆様、地球年表をごらんになったことはありますでしょうか。
現生の地球は大量に酸素が存在するので、ATP合成(生命エネルギーの生成)を積極的に行うことができます。そのおかげで、われわれ人類を含む生物が闊歩(かっぽ)しています。
当たり前の話ですが、酸素がなければ、われわれ生物は存在できません。
地球で初めて光合成し、酸素をくれた。すべての生物が感謝!
30億年前以前の原始地球では、そのような酸素はほとんど存在せず、二酸化炭素で充満していました。それゆえ、複雑で高等な生物は全く存在できませんでした。
と・こ・ろ・が・・・・
藍藻(らんそう)類やシアノバクテリアの出現で、”光合成”が地球中で行われ、二酸化炭素が減少し、酸素が増え始めました。
この、ありがたい、ありがたい藍藻類やシアノバクテリアが光合成を行い死滅し、また出現し・・・の繰り返しで巨大化した化石がストロマトライトなのです。
ストロマトライトは何でできている?
30億年前以上、藍藻類(らんそうるい・シアノバクテリアとも)の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のこと。
どうやって巨大化する?
ストロマトライトとなる藻類が昼に光合成をし、泥や砂などの堆積物を取り込みながら夜に固化する。これの繰り返しでその高さを増していく。
先カンブリア代のストロマトライトの化石 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
現在のオーストラリア・シャーク湾のストロマトライト 画像「ストロマトライト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or