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その外見はあまりにも個性的、チェーンソーのような吻部を持っていたノコギリエイ、オンコプリスティス(Onchopristis)の歯化石/【ot1610】
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古代のノコギリエイ、オンコプリスティス(Onchopristis)の歯化石です。
歯といっても吻部の一部が硬質・肥大化したものです。正確には歯ではありませんが、歯と同じ機能を果たしているため、便宜上、歯化石と表現しています。
”返し”の付いた歯先。オンコプリスティスは最大で7メートルを超える巨大なノコギリエイで、このような歯が無数についた巨大な吻部が頭部の先に付いていました。その吻部のサイズは2メートルを超えたものがいたと考えられています。
状態の良い歯化石です。
根本。
根本の断面。
オンコプリスティスという属は絶滅していますが、ノコギリエイ科の生物が現世にも棲息しています。オンコプリスティスはサメと同じ軟骨魚類のため、歯以外は化石として残りにくいため、その姿は想像の域を出ませんが、現世のノコギリエイとそれほど変わらない姿であると考えられています。このページの下部に現世のノコギリエイの写真が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
100円玉との比較。およそ6センチ弱。このような歯化石が無数についた2メートルを超える巨大な吻部をもった、世にも珍しい生物でした。
総じて保存状態良好です。
商品スペック
商品ID | ot1610 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | その外見はあまりにも個性的、チェーンソーのような吻部を持っていたノコギリエイ、オンコプリスティス(Onchopristis)の歯化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | 5.9cm×1.9cm×厚1cm |
商品解説 | その外見はあまりにも個性的、チェーンソーのような吻部を持っていたノコギリエイ、オンコプリスティス(Onchopristis)の歯化石 |
ノコギリエイとは?
英名は、sawfish。
最大の特徴は、頭部から長く突き出たノコギリ状の吻である。Pristis はラテン語で、「ノコギリエイ」を意味する。外見上よく似ているが、ノコギリザメ(ノコギリザメ目ノコギリザメ科)とは別種。
頭部から突き出た、ノコギリ状の吻部が最大の特徴。この吻部を振り回して、獲物を切り裂き、あるいは引っ掛けて捕食する。中生代に現れ現世まで絶えることなく生息している。