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極めて希少、発見された100年弱にも関わらず、未だ謎めいた生物、カンブリア紀に出現したチャンセロリア(Chancelloria sp.)/【ot1602】
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こちらは原始的な動物とされるチャンセロリア(Chancelloria sp.)です。最も原始的な海綿動物と目されていましたが、今ではそれさえもはっきりしない謎の生物です。
御覧ください、このパーフェクトと言って良い保存状態。当初、海綿動物と目されていたチャンセロリア。その見た目は確かに海綿動物に似ています。そもそも海綿動物とは何でしょうか。海綿動物とは現世にも棲息している一大グループです。熱帯の海を中心に棲息している海水性の生物です(淡水に適応したグループもあり)。
その形はリング状、花びら状、サンゴ状、球体状など確たるものがありません。明確な器官の分化はなく、海綿のような組織でできていることから、海綿動物と呼ばれています。
植物のように見えますが、れっきとした動物です。体にあく孔からプランクトンや水分を取り込み栄養を得ています。
裏面。発表された当初は海綿動物と思われていたのですが・・・・。
チャンセロリアは古生代カンブリア紀にあらわれた動物です。あのバージェス頁岩(カナダ・ブリティッシュコロンビア)をはじめ、コメディ石灰岩(イングランド・シュロップシャー)、ブライトエンジェル頁岩(米国・アリゾナ)、そして本標本の産地であるウィーラー頁岩(米国・ユタ)など、錚々たる化石産地で見つかります。
チェンセロリアは1920年にあのチャールズ・ウォルコットによって正式に記載・発表されました。
チャールズ・ウォルコットは古生物を志したことのある人なら一度は耳に覚えのある名前ではないでしょうか。バージェス頁岩を中心にカンブリア紀の地層を発見し、なんと65000点もの化石を集め、研究したことで知られます。
そのウォルコットが海綿動物として発表したため、疑うものはありませんでしたが、現在では「そうではなさそう」と考えられています。では何なのか、というとそれもはっきりしていません。
そういうわけでは、現在ではチャンセロリア科というファミリー(科)が新設され、独自の分類がなされています。それほど謎めいたグループなのです。
100円玉との比較。それにしても、この個体の保存状態は素晴らしい。カンブリア紀の標本とは思えないほど見事な逸品です。
商品スペック
商品ID | ot1602 |
---|---|
年代 | 古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) |
学名 | 極めて希少、発見された100年弱にも関わらず、未だ謎めいた生物、カンブリア紀に出現したチャンセロリア(Chancelloria sp.) |
産地 | Utah, U.S.A. |
サイズ | 本体6cm 母岩含め全体10.8cm×5.4cm×厚1.2cm |
商品解説 | 極めて希少、発見された100年弱にも関わらず、未だ謎めいた生物、カンブリア紀に出現したチャンセロリア(Chancelloria sp.) |